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本社所在地〒108-0014 東京都港区芝4-17-5(相鉄田町ビル4F)
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設立2002年7月<サントリー(株)花事業部から分社独立>
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資本金1億円
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売上高47億円(2020年度)
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従業員数56名(2020年12月31日現在)
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事業内容花苗・鉢花、野菜苗・野菜青果および切花の開発・生産・販売
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ホームページ
会社概要・理念
サントリーは、1980年代から花を「人々の生活に潤いをもたらし、心の健康をもたらすもの」と位置づけ、酒類・食品分野で培った基礎研究を応用して、植物の研究開発を行うとともに、お客様に「花のあるくらし」を提案してきました。そして、事業の拡大に伴い、2002年7月に分社独立し、サントリーフラワーズ(株)を設立しました。現在では、日本国内だけでなく、ヨーロッパや北米、オーストラリア等を中心に、販売エリアは世界30数カ国にのぼり、グローバルに事業を展開しています。これからも「花・野菜のプレミアムな商品を通じて世界中のお客様の心に潤いと感動を提供し続ける」という志のもと、日々活動してまいります。
主なサステナビリティ活動
CSR経営の推進
グループ企業理念「人と自然と響きあう」を実現するために、「花のあるくらし」を提案する企業としての行動指針を、グループ企業倫理綱領に基づき制定。社内への徹底を図ることで、コンプライアンス経営活動を全従業員で推進しています。
知的財産権を保護・活用
植物の育成者権や商標権などを活用した、サントリーフラワーズ(株)ならではの高付加価値商品を継続して提供できるよう、自社の知的財産権の保護に努めるとともに、その侵害に対しては適切な処置を行っています。また、第三者が保有する知的財産権に配慮し、権利侵害を行わないよう社内教育を徹底しています。
下請法を遵守
サントリーフラワーズ(株)にとって、花苗、野菜苗等の生産委託をしている生産農家は事業を推進していくための大切なパートナーです。双方がWIN-WINの関係を継続していくために、当社では、契約・発注・納品・検収・支払いの各段階で下請法を遵守しながら、公正な取引を行っています。
お客様・お取引先と響きあう
~商品・サービス~
お客様との関わり
お客様に「花のあるくらし」「育てる楽しさ」を提案
多様化するライフスタイルに合った植物の楽しみ方を提案することで、お客様とのコミュニケーションの輪を広げていきたいと考えています。お客様に「花のあるくらし」「育てる楽しさ」をご提案し、ご満足いただくために、サントリーフラワーズ(株)では、ホームページ上に販売店様を検索できるコーナーや育て方に関するQ&A、育て方動画、品種ごとの特性紹介、品質管理の取り組みなどを掲載しているほか、お客様センターを設置し、電話やEメールを通じてさまざまなご相談にお応えしています。また、商品ラベル裏面には、植物の特性や栽培のポイントを記載しています。

ホームページ
お客様の声を活かした商品・サービスの改善
サントリーフラワーズ(株)のお客様センターに入るお客様のご意見・ご要望の情報は、すべて記録するとともに定期的に集計しています。そして、情報を関係者で共有し、商品・サービスの改善や新商品の開発に活かしています。
安全・安心への取り組み
お客様に安心して「花のあるくらし」をお楽しみいただくため、オランダにある園芸作物の品質検査を行う公的機関の検査基準に沿って、商品母株の微生物や細菌類を調べるウイルスおよびウイロイド検査を自主的に行っています。
また、商品生産段階での品質管理については、社内の品質委員会で生産状況の情報を共有し、品質トラブルの予防・対策を徹底しています。
自然と響きあう
~環境~
環境への取り組み
環境関連法令遵守を徹底
サントリーフラワーズでは、環境関連法令の遵守を徹底するため、毎年対象となる法令をリスト化し、定期的に法令遵守のチェックを行っています。そのほかの取り組みとしては、パンフレットにおけるFSC認証用紙やベジタブルオイルインキの継続使用、本社事務所の電気使用量のさらなる削減、契約農家へ農薬使用時の環境配慮を引き続き要請するなどの活動を行いました。従業員に対する環境教育としては、入社研修時のほか、年1回のe-ラーニングを実施し全従業員が受講しています。
事務所の環境配慮
本社(東京都港区)、研究開発センター(滋賀県東近江市)において、環境に関連した法令を遵守すべく、年に1回チェックリストをもとに環境に配慮した施設運営ができているか確認を実施しています。
物流におけるCO2削減
輸送エリア内での需給率を高め、商品の輸送距離をできる限り短くするなど、物流におけるCO2削減活動に取り組んでいます。
環境に配慮した商品の発売
近年の環境意識の高まりを受けて、サントリーフラワーズ(株)は、グリーンカーテン向け商品(エコゴーヤなど)や葉の蒸散効果の高い商品(サンビーナス、テラスライムなど)といったお客様にエコな暮らしを提案できる商品を販売しています。また、育て方や楽しみ方のご紹介も行っています。
社会と響きあう
~文化・社会貢献~
地域・社会に対する取り組み
花を通して地域の活性化、次世代育成を支援
東日本大震災後の2012年から、公園や公共施設などに花を植え、コミュニティの活性化に役立てていただく活動「赤い花プロジェクト」、2015年からは「大きな花プロジェクト」を全国で展開。花苗を全国各地の団体へ寄贈してきました。プロジェクトに参加し、地域の皆様で花を育てることを通じて、会話や笑顔の輪が広がった、というレポートを多数いただきました。また、花を通して仲間と協力することや、地域の方々との交流に役立てていただくことを目的に、全国の小学校に花苗を寄贈(応募形式)し、子どもたちが花を育てる活動を支援する活動「キッズガーデニングプロジェクト」を展開してきました。2017年からはこれらの活動を集約し、東北、熊本の震災復興支援を中心とした活動を展開しています。さらに2019年からは「あしたの花にできることプロジェクト」として、花の力で一人でも多くの人達が笑顔になるよう、活動を継続していきます。
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「大きな花プロジェクト」の植栽
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「キッズガーデニングプロジェクト」
日本乳がんピンクリボン運動へ寄付しています
サントリーフラワーズ(株)の「プリンセチア」は「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2009」や海外の展示会でもゴールドメダルを受賞するなど、国内だけでなく海外においても高い評価をいただいています。また、プリンセチアの売り上げの一部を、日本乳がんピンクリボン運動(J.POSH)に寄付し、活動を支援しています。

プリンセチア
東日本大震災の被災地に花・苗などを寄贈
2011年・2012年と「MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興育英基金」が運営する「花壇再生プログラム」に花苗を提供したほか、宮城県の小学校や、被災地のグリーンアドバイザーの活動用にも花苗を提供しました。また、従業員が岩手県陸前高田市を訪問し、2011年は「ミリオンベル」「サンビーナス」を植えたプランターを仮設住宅の方々にお届けし、2012年~2014年は地域の皆様とも協力し国道脇に花壇をつくるボランティア活動を行いました。2016年以降は、サントリーホールディングスと協働で実施している花植えワークショップを、東北エリアの児童館や学童保育、熊本の仮設住宅で行っています。
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2011年岩手県陸前高田市を
訪問した従業員 -
2012年陸前高田国道脇花壇づくりに
参加した従業員とボランティアの皆様 -
2015年石巻市子どもセンターでの
ワークショップに参加した皆様 -
2017年熊本仮設住宅での
ワークショップに参加した皆様
従業員と響きあう
~ダイバーシティ経営~
従業員に対する取り組み
一人ひとりに合った柔軟な働き方を推進
サントリーフラワーズ(株)は、2019年1月にテレワーク勤務制度を導入しました。これにより、オフィスや出張先だけではなく、在宅でも仕事をすることができるようになり、社員一人ひとりに合った働き方を推進しています。また、ITツールを更に充実させることで、場所を選ばない柔軟な働き方を支援しています。
自己啓発を支援
自己啓発促進のために、サントリーグループ共通の自己啓発支援プログラム「SUNTORY Self Development Program」を導入し、従業員が必要とするさまざまなプログラムを受講できるようにしています。
ワークライフバランスを推進
従業員の仕事と生活の両立を支援するため、育児・介護の休業制度、短時間・時差出勤制度を制度化。2014年からは残業時間の目標を設定し、時間管理を徹底し、業務の都合により休日勤務が発生した際には代休取得を徹底するといった取り組みを行い、残業時間を大きく削減しています。