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地球温暖化防止

生産での取り組み

省エネ活動や再生可能エネルギーの利用でCO2削減

サントリーグループの工場では、環境に調和した生産活動を行うため省エネルギーを徹底しています。稼動状況を一元的に記録・管理し、生産工程での省エネ活動に活用しているほか、CO2排出量の少ない燃料への転換や再生可能エネルギーの利用など、さまざまな角度から地球温暖化防止に取り組んでいます。
工場での活動は、定期的に開催されるエンジニアリング担当者会議などで共有し、水平展開しています。

コジェネレーションシステム導入による削減

生産活動では、コジェネレーション(熱電併給)システムを活用しています。これは、自家発電で生じた熱を回収し、ビールの仕込みやコーヒー、お茶の抽出時に熱源の一部として使用することで、エネルギー効率を70〜80%にまで高め、CO2の排出量を20〜30%削減できるシステムです。2016年4月末現在、国内ではサントリープロダクツ(株)榛名工場、サントリービール(株)利根川ビール工場・京都ビール工場の合計3工場で導入しています。

利根川ビール工場の
コジェネレーションシステム

CO2排出量の低い燃料へ転換

ほとんどの工場では、重油から都市ガスやLNG(液化天然ガス)への転換を完了しました。これらのガスは、熱量あたりのCO2排出量が低く、また、硫黄分をほとんど含まないことが特徴です。

サントリープロダクツ(株)
天然水奥大山ブナの森工場の
液化天然ガス施設

生産能力増強にあわせた省エネの取り組み―サントリービール(株)

サントリービール(株)利根川ビール工場では、2013年にビール生産能力の増強工事を行いました。これにあわせて、仕込工程に最新鋭の釜を導入しエネルギーの効率利用を図るとともに、ボイラーや冷凍設備の更新を通じたエネルギー供給設備の最適化などを行いました。これらの結果、同工場の使用エネルギー効率は約20%向上しました。

サントリービール(株)
利根川ビール工場の新設釜

海外生産拠点での省エネ活動

サントリーグループの海外工場においても、日本の知見・技術をもとに省エネルギー活動を推進しています。

メキシコのテキーラ工場での省エネ活動

多くの燃料が使用されるメキシコのSauza工場で日本の知見・技術をもとに省エネ活動を実施しています。2016年には蒸留工程における熱回収率を向上させる取り組みを実施し、2017年には新たに最新式の貫流ボイラーを導入しました。なお、本活動は途上国における温室効果ガスの排出削減に寄与する「平成28年度二国間クレジット制度資金支援事業」にも採択されております。

再生可能エネルギーの活用推進

サントリーグループの工場では、太陽光、雪氷、バイオマスなどのさまざまな再生可能エネルギーの活用を進めています。

太陽光エネルギーの利用

サントリープロダクツ(株)天然水南アルプス白州工場では、飲料業界最大規模の発電能力約490kWの太陽光発電パネルを設置。工場で使用する電力の一部をまかない、電力会社からの電気購入に比べてCO2排出量を年間約205トン削減できています。
また、2011年から、この天然水南アルプス白州工場および白州蒸溜所の工場見学用に、民間企業初のリチウムイオン電池搭載の電気バスを導入し、運行には白州工場の太陽光発電による電力も使用しています。
また、サントリープロダクツ(株)榛名工場とサントリービール(株)九州熊本工場では、ソーラーフロンティア(株)および(株)日本政策投資銀行により屋根や敷地の一部に大規模太陽光発電所(メガソーラー)が設置されています。2工場を合わせた総出力は約3.2MWで、年間発電量は、約660世帯分に相当し、約1,900トンのCO2削減効果が見込まれます。

  • 飲料業界最大規模の太陽光発電パネル

  • リチウムイオン電池搭載の新型電気バス

雪氷熱の利用

雪氷熱の利用では、(株)岩の原葡萄園で、豪雪地域に立地する特徴を活かして、冬季の積雪を蓄える「雪室(ゆきむろ)」を1898年には設置しており、その雪の冷熱を利用してワインの発酵や貯蔵の温度をコントロールするなど自然エネルギーをワインづくりに活用していました。その伝統を受け継ぎ、2005年に「雪室」を再建し、現在、ワイン樽貯蔵庫の冷房に活用しています。
また、同じく豪雪地域に立地するサントリープロダクツ(株)天然水奥大山ブナの森工場でも、「雪室」を導入しており、春季の冷熱負荷の一部をまかなっています。

サントリープロダクツ(株)
天然水奥大山ブナの森工場の雪室

地下水の冷熱を利用

サントリープロダクツ(株)天然水南アルプス白州工場では、年間を通してほぼ一定の温度(低温)に保たれる地下水の冷熱を、生産設備の冷却などに有効活用しています。また、低温の地下水をペットボトルに詰める際の結露を防ぐため、エアコンプレッサーやボイラーで発生した熱を効率的に回収して地下水を温めるなど、冷温熱を有効に活用しています。

バイオマスのエネルギー利用の促進

サングレイン(株)知多蒸溜所では、1997年からグレーンウイスキー製造時に発生する蒸溜残液とコーン粕を燃料にして蒸気を発生させ、蒸溜の熱源として使用しています。バイオマス資源の活用によって、LNG(液化天然ガス)の使用量を削減することで、CO2を約6,000トン削減できます。これはサングレインで使用する燃料の約40%に相当します。

CO2排出量

  • 国内生産25工場が対象
  • 電気由来のCO2排出量は年度毎の実排出係数を使用
  • ‘15年比 総量で0.4%減少、原単位で2.6%減少。

エネルギー消費量

燃料(原油換算)消費量

  • 国内生産25工場が対象
  • 原油換算係数は、経済産業省資源エネルギー庁2005年標準発熱量より算出
  • 前年比 総量で1.9%増加、原単位で0.9%増加。

電力消費量

  • 国内生産25工場が対象
  • 前年比 総量で5.5%増加、原単位で3.3%増加。

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