サントリーグループの事業の多くは、水や農作物など、かけがえのない自然の恵みによって支えられています。企業理念「人と自然と響きあう」のもと、環境経営を推進し、持続可能な豊かな地球環境を次世代に引き継ぐことは、私たちの大切な責務です。「水と生きる」企業として、「環境ビジョン」および「環境目標」を掲げ、グループ全体での環境経営を推進していきます。
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環境経営推進
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自然環境の保全・再生
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環境負荷低減
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環境コミュニケーション
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「人と自然と響きあう」を企業理念とし、自然との共生を目指してさまざまな活動を行っています。
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私たちは、バリューチェーン全体を見据えて、環境負荷低減へのさまざまな活動を推進しています。
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循環型社会の構築に向けて、多様なステークホルダーと、問題解決に向けた取り組みを推進していきます。
サステナビリティ行動計画
目標達成: 目標達成70%以上:
目標達成70%未満:
重点項目 | 中期目標 | 2020年度の実績 | 評価 | 2021年度アクションプラン |
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自然環境の保全・再生 | 生物多様性の象徴である野鳥の保護活動をグローバルに展開 | 「猛禽類」を中心とした「天然水の森」での鳥類調査は、12箇所で実施し、猛禽類の繁殖環境・営巣環境に配慮した整備についても重点的森林に於いて実施中。 | ![]() |
生態系ピラミッドの頂点である「猛禽類」を中心に「天然水の森」での鳥類調査を引き続き実施しつつ、狩猟・営巣環境に配慮した総合的な森林整備を推進していく。「サントリー世界愛鳥基金」については、各種団体への助成を通じた日本国内外の野鳥保護活動への支援も継続的に進めていく。 |
国内すべての「天然水の森」においてワシ・タカ類の営巣・子育てを実現 海外における野鳥保護活動の支援 |
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「天然水の森」の面積を、国内の自社工場で使用する地下水量を育む面積の2倍に拡大(12,000ha) | 天然水の森」では中長期ビジョンに基づき、間伐と搬出・作業道及び歩道開設・植生保護柵設置・土壌流失防止工・地域性苗木の育成と植樹等のさまざまな施業に加えて、林業技術者研修、山林の台風被害からの復旧にも取り組んだ。「育林材※1」の活用については、社内外で数多くの事例を展開しつつ、今後の展開についての強化集約の体制を確立しつつある。「天然水の森」協定面積の拡大については、2020年目標である中期目標を達成している。 | ![]() |
「天然水の森」ではより涵養力の高い、生物多様性豊かな森を目指す。 具体的には、引き続き、間伐と搬出・作業道及び歩道開設・植生保護柵設置・土壌流失防止工・地域性苗木の育成と植樹等の施業に加えて、山地災害により強い森林育成に努める。「育林材※1」については、今後の活用をさらに推進する。 |
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水の大切さの啓発と価値の共有 | 「水育(みずいく)」活動内容の充実、水や水を育む自然の大切さの啓発と価値の発信を強化 | ![]() |
17年目を迎える「水育」活動内容充実、水や水を育む自然の大切さの啓蒙と価値の発信を強化 | |
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環境負荷低減 | サントリーグループ※2の自社工場での水原単位を15%削減※3 | 自社工場での水使用のさらなる削減(原単位:15年比17.0%削減) | ![]() |
製造設備・容器の洗浄や冷却に使用する水の削減 |
サントリーグループ※2バリューチェーン全体のCO2排出を30%削減※4 | バリューチェーン全体でのCO2排出量のさらなる削減 | ![]() |
容器の軽量化、再生資源の活用、工場の省エネ、国内最小電力量の自動販売機の積極導入など |
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※1健全な森を育てるための整備で出てくる木材のことをサントリーでは「育林材」と呼んでいる
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※2サントリーグループ売上高(2015年)の95%以上を占める事業会社群(海外を含む)
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※32015年における事業領域を前提とした原単位での削減
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※42019年における事業領域を前提とした総量での削減