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従業員と響きあう ダイバーシティ経営

ダイバーシティの推進

多様な従業員が「やってみなはれ」を発揮できるよう、従業員の属性の多様化を推進し、違いを受け入れ、活かす組織づくりに取り組んでいます。

ダイバーシティの推進を加速

新たな価値を絶えず創造していくためには、国籍や年齢などにとらわれることなく、多様な人材、多様な価値観を積極的に取り入れ、活かすことが重要であるとの考えのもと、2011年にダイバーシティ推進室を設置、2012年には4つの重点領域(国境を越える、性別を超える、ハンディキャップを超える、年齢を超える)を設定しました。
2017年には異なる文化や、多様な意見や考え方により新たな価値を創造することを目的とした「Suntory Group Diversity Vision」を設定、グループ全体でダイバーシティをさらに推進していきます。

【国境を越える】

海外グループ各社の担当者との「グローバル人事会議」を開催

サントリーグループは、海外グループ各社の人事担当者との「グローバル人事会議」を定期的に開催しており、シナジー創出を目的に、「リーダーシップ開発」「将来のキータレント育成」などの具体的な課題を設定し、各国・各社の情報共有やディスカッションを行っています。
また、採用活動においても、英語版採用Webサイトの作成や留学生向けセミナーの開催、海外に赴いての採用活動など、グローバルな活動を強化しています。

グローバル人事会議

「アンバサダープログラム」を開催

2012年から実施している「アンバサダープログラム」は、「海外グループ会社の従業員が日本を訪れてサントリーグループのDNAを学ぶ」「海外グループ各社に直接出向き、現地でワークショップ等を行う」という2つのプログラムを実行しており、プログラム終了後は、参加者が各社の“伝道師”としてサントリーグループのDNAを伝えます。2017年12月時点で約800名が参加しています。

アンバサダープログラム

【性別を超える】

女性の活躍を支援

サントリーグループでは、2025年に女性管理職20%達成を目指しています。継続的に女性管理職を輩出していくために、「意図的なストレッチ機会の提供による意識・考動変革」「育児中社員の早期フルモード化」などを課題にあげ、さまざまな取り組みを行っています。
入社4年目の社員を対象とした「4年次キャリアワークショップ」では男女ともにライフを含めてキャリアを考え実現していくこと、その準備のために時間生産性をあげていくことの必要性を伝えています。産休前ガイダンス・育休後フォローアップセミナーでは、業務へのより高い意識を醸成(復職後の早期フルモード化)するとともに、セーフティネットとして、保育園に入園できなかった際の「つなぎベビーシッター制度」や、復職後の「緊急時・病時ベビーシッター制度」にて費用の一部を会社が負担するなど、育児中社員の早期復職・フルモード化の支援も行っています。また、育休から復職したメンバーをもつ上司に育児中メンバーをマネジメントするにあたって必要な情報を提供することで、マネジメントによる活躍支援の後押しを強化しました。
その結果、女性からは「自分が活躍することで、部署全体への貢献や、後進のロールモデルとなっていきたい」などの前向きで中長期の視点をもった声が上がっており、マネジャーからも女性への期待感や活躍支援に向けた具体的行動が現れはじめています。
また、意識・スキルの両面で意図的なストレッチ機会を強化するべく、管理職一歩手前の従業員を対象とした社外セミナーへの派遣を行うなど社外の参加者同士の交流を通して、さらなるチャレンジへの意識づけの機会を設けています。
また全女性マネジャー・役職経験者を対象とした女性リーダーフォーラムの開催、有志による幹事団の結成などを通じた自発的な活動、女性経営層からの働きかけによるさらなる意識改革やネットワーク強化にも努めています。
そして、取り組み強化が必要な営業部門では、2014年〜4期にわたり継続的に参加している「新世代エイジョカレッジ」や「異業種若手営業女性交流会」など、社外と連携した取り組みも積極的に進めています。
これらの活動により、2017年末時点で女性管理職比率は9.3%にまで拡大。「女性が働きやすい、かつ成果をあげている会社」の実現に向けて、継続的に働き方改革、意識改革などに取り組んでいきます。

女性の登用状況

管理職・非管理職別、男女別要員数

  • 2017年12月31日
  • サントリーホールディングス(株)籍およびサントリー食品インターナショナル(株)籍のみの数字です。

LGBTに関する活動の推進

サントリーグループは、全ての従業員がいきいきと自分らしく働くことができる企業を目指し、LGBTに関する活動を続けています。2016年よりLGBTへの取り組みを強化すべく、プロジェクトチームを発足。2017年には、就業規則における配偶者の定義に「同性パートナー」を加える改定、LGBTに関する相談窓口の設置、LGBT当事者とALLY(アライ・よき理解者)のためのLGBTハンドブックの作成、全社員へのeラーニング等を実施しました。
こうした活動が評価され、work with Pride※1が策定する企業・団体等におけるLGBTなどの性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」※2において、最高評価の「ゴールド」を受賞しました。

  • ※1
    LGBTなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体。日本の企業内で「LGBT」の人々が自分らしく働ける職場づくりを進めるための情報を提供し、各企業が積極的に取り組むきっかけを提供することを目的としています。
  • ※2
    1.Policy(行動宣言)2.Representation(当事者コミュニティ)3.Inspiration(啓発活動)4.Development(人事制度・プログラム)5.Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つに分類されています。日本初のLGBTに関する評価指標で、2016年に策定されました。

【ハンディキャップを超える】

障がい者雇用を促進

サントリーグループは、障がい者の方の可能性を広げるため、職域を限定せずに採用活動を行っています。新卒・経験者の両者を対象に、障がい者の方の専用窓口を設けて告知を強化し、ハローワークとの連携も図るなど積極的な活動を展開しています。さらに、グループ会社全体での雇用促進も進めており、2012年からはグループ合同での就職ガイダンスを開始。2017年6月1日時点で障がい者雇用率はサントリーホールディングス(株)が2.78%(雇用者数は105名、うち重度障がい者42名)、サントリー食品インターナショナル(株)が2.33%(雇用者数は30名、うち重度障がい者13名)となっています。
なお、障がい者の方のさらなる活躍推進に向けて2014年より知的障がいの学生を対象としたインターンシップを実施し、2018年4月までの4年間で14名採用してきました。このチームは、2018年4月から「コラボレイティブセンター」としてサントリーグループ全体の業務サポートおよびダイバーシティ&インクルージョンの実践を目指して、さらに活躍の場を広げていきます。

障がい者雇用数と雇用率(2017年6月1日時点)

  • SHD:サントリーホールディングス(株)
  • SBF:サントリー食品インターナショナル(株)

グループ合同での障がい者就職ガイダンス

ハンディキャップ休暇制度の導入

障がい者の方にも、より一層いきいきと活躍いただける環境をつくっていきたいという考えのもと、2013年より「ハンディキャップ休暇制度」を導入しました。障がい者手帳を保有する方を対象に、特別休暇として年5日が付与されます。この制度は、正社員・嘱託を問わず利用することができます。上司のマネジメントをサポートするために「ハンドブック」も作成、共有しています。
今後も、障がい者の方の雇用を促進していくとともに、より働きやすい環境づくりを進めていきます。

【年齢を超える】

65歳定年制の導入

年金の支給開始年齢の引き上げなどに伴う経済的な理由や、就労意欲の高まりにより、定年後の就労ニーズは今後も高まるものと考えられます。一方、定年退職者が業務で培った技術やスキルは、企業にとっても貴重な財産です。
サントリーグループは、シニア層が長年にわたって培った経験や高いスキルを活用して活躍の場を広げるため、また60歳以降の従業員の就労ニーズに応えるために、2013年4月から65歳定年制を導入しました。この新制度は、60歳到達時の資格・役割に応じて、60歳以降は新しく設けられた3つの資格(エキスパート資格、メンバー資格、サポート資格)のいずれかを担うこととなります。また、60歳以降も目標管理制度に基づく成果評価と考動評価を実施し、考動評価の項目は「業務貢献」と「次世代貢献」となります。さらに、50代のうちに必ず受講する「キャリアワークショップ」で、シニア期のキャリアを考える機会を提供しているほか、定年後を見通した「ライフプランセミナー」も定期的に開催しています。
今後も、ベテラン従業員が長年培った経験と知識を活かして、一層活躍できるようサポートを進めていきます。

  • 白州蒸溜所にてお客様セミナーを
    担当する佐野さん

  • 品質管理のレクチャーを
    担当する森田さん

サントリーグループ・ダイバーシティ通信「いろどり」を発行

重点課題の1つである“一人ひとりの「考動」革新”として、2015年より全従業員に向けてサントリーグループ・ダイバーシティ通信「いろどり」を発行しています。現場でのダイバーシティに関する事例を紹介することで、ダイバーシティの必要性を理解し自分自身の考動へ結びつけることを目的としています。これまで「経営トップからのメッセージ」「営業現場・生産現場での取り組み」「ハンディキャップのある社員」「グローバル社員の活躍」「ベテラン社員活躍」「男性育休推進への取組み」などの事例を紹介しました。これからもさらにダイバーシティの啓発活動を加速させるべく、定期的に情報を発信していきます。

「いろどり」誌面より

社外からの評価

こうした取り組みの結果、社外より下記のような評価をいただいてきました。

「ダイバーシティ経営企業100選」

経済産業省が2012年から取り組みを開始した事業で、さまざまな規模・業種の企業を対象として「ダイバーシティ経営」への積極的な取り組みを「経済成長に貢献する経営力」として評価・選定しています。さらに選定企業をベストプラクティスとして広く発信することで、ダイバーシティ推進のすそ野を広げることを目的としています。

2018 J-winダイバーシティ・アワード Advance部門 準大賞を受賞

NPO法人 J-Winが、2008年より毎年実施。各企業におけるD&I推進の進捗度を絶対評価するアセスメントと、推進状況の相対評価により、ダイバーシティ&インクルージョンを推進している先進企業を表彰することで、日本企業におけるD&I推進を加速することを目的としているアワードです。

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