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伝統の有田焼をモダンで
ラグジュアリーな
ブランドに
食卓を「別格」にする
七代目弥左ヱ門
松本哲の想い

伝統の有田焼をモダンでラグジュアリーなブランドに 食卓を「別格」にする七代目弥左ヱ門 松本哲の想い伝統の有田焼をモダンでラグジュアリーなブランドに 食卓を「別格」にする七代目弥左ヱ門 松本哲の想い

STORY #7

伝統の有田焼をモダンで
ラグジュアリーなブランドに
食卓を「別格」にする
七代目弥左ヱ門
松本哲の想い

インタビュー
七代目弥左ヱ門/
アリタポーセリンラボ株式会社
代表取締役社長 松本哲

歴史的な建物が立ち並び、今も100軒を超える窯が点在する佐賀県有田町。
この町で400年ほど前に誕生した有田焼は、日本を代表する工芸品のひとつで、透き通るような光沢と雅であでやかな柄を特徴に持つ。江戸時代から東インド会社を通じて輸出され、日本はもちろん欧米の上流階級に「ハレの日の器」として愛されてきた。
そして近年、モダンでラグジュアリーな有田焼として人気を集めているのが、創業220年の弥左ヱ門窯を前身とする「アリタポーセリンラボ」だ。
伝統を次世代に繋ぐため大改革を手がけた七代目弥左ヱ門こと、松本哲氏に話を聞いた。

日本の伝統が息づく、モダンで、雅で、ラグジュアリーな器

――弥左ヱ門窯の歴史を教えてください。

松本初代が弥左ヱ門窯を開いたのは1804年のことです。三代目は政治家に転身し、九州鉄道の上有田駅開設に尽力しました。ここから有田の焼き物が直接出荷されるようになり、「有田焼」の名が生まれています。四代目は商売を広げようと有田焼を持ってヨーロッパへ向かいますが、南アフリカで資金が尽きて現地で洗濯屋となった経歴の持ち主。五代目は北米やヨーロッパへの輸出を成功させ、最盛期は売上高が30億円、700人の従業員を抱えるまでになりましたが、六代目の時代に円高の影響で輸出が落ち込み、2002年には赤字が20億円まで膨らんで民事再生に追い込まれました。当時、私は東京で銀行員をしていましたが、実家に呼び戻され30歳で家業を継ぎました。

――なかなか波乱万丈ですね。七代目襲名は苦渋の選択だったのでは?

松本いえ。いずれは家業を継ぐつもりでしたし、銀行員時代にバブル崩壊後の巨額の民事再生案件をたくさん見ていたので、20億ぐらいの借金なら立て直せるだろうと思っていました。実際には思い通りにはいかず、右往左往しましたが(笑)。

――そこからどのような改革を?

松本現代のライフスタイルに合った有田焼をコンセプトに、「アリタポーセリンラボ」という新ブランドを立ち上げました。有田焼って柄が独特で色も多いじゃないですか。それ自体は素敵なものですし、昔ながらの日本家屋ではよく映えるのですが、今の住環境とは合わない部分があるんです。でも、ただシンプルなデザインにすると有田焼の特徴が消えてしまうので、有田焼のラグジュアリーな雰囲気、オリジナリティの高い伝統柄はそのまま活かし、色彩をマットにしたり色数を減らしたりして印象を変えました。いまや弥左ヱ門窯の伝統柄「古伊万里草花紋」の器は主力商品になっています。

「古伊万里草花紋」は、富の象徴である蝙蝠が植物の宝珠を抱く伝統の柄。「家の財産を守る」「家庭が安定する」など縁起の良い柄とされる。

――柄自体も弥左ヱ門窯に伝わるものなのですね。それにしても色調でここまで印象が変わるとは驚きです。七代目はデザインも勉強されていたのですか。

松本アートやファッションは元々好きでしたが、専門的には勉強していません。ただ、ファッションでも色数が少ない方がカッコよく見えるじゃないですか。最初はデザイナーやアーティストとコラボしたんですけど、そうするとその方たちの名前が一番前に出てきてしまう。弥左ヱ門窯自体をブランディングするには、自分でやるしかないと思ってデザインを始めました。

――人気に火が付いたきっかけは?

松本10年前に新宿伊勢丹で取り扱いが始まったのですが、そこから一気にお客様が増えましたね。また、7年前にパリの展示会「メゾン・エ・オブジェ」に参加したことで、「ゲラン」や「リヤドロ」など海外の一流ブランドとのコラボが実現し、国内外のホテル、レストラン、企業からオファーをいただくようになりました。

有田焼の器とマスターズドリームが並ぶ「別格」の食卓

ビールを愛する松本氏自らがプロダクトデザインから手がけたビアタンブラー。

――有田焼は贅を尽くしたハレの日の器。そしてマスターズドリームは特別な日に飲んでいただきたいビールです。七代目は大のお酒好きとのこと。ぜひマスターズドリームを味わってみてください。

松本いただきます!…………あー、おいしい!ビールらしいビールというか、すごくしっかりした味なんですね。それに泡もきれいです。

――マスターズドリームはきめ細かで柔らかな泡も特長です。

松本なるほど。確かに細かな泡で普段飲むビールと全然違います。別格というか、本当のビール!という感じ。これはハマりそう。

――マスターズドリームは、最高のビールをつくりたいという醸造家たちの想いから誕生しました。チェコとその周辺国で収穫、製麦されるダイヤモンド麦芽を使用し、麦汁を煮だすデコクションも3回行うこだわりよう。しかも多重奏で、濃密な味わい、芳しさを引き出すために熱伝導率の高い「銅製循環型ケトル」を開発して導入しています。

松本道理でおいしくなるわけですね。それに、醸造家の皆さんのチャレンジを大事にするサントリーさんにも共感できます。うちも職人さんあっての会社ですから。

――有田焼づくりの現場でも、職人さんの技が求められる場面は多いでしょうね。

松本もちろんです。基本的には一つひとつの器を職人さんが手仕事で仕上げていて、成形、削り出し、下絵付け、施釉、上絵付け、焼成などすべての作業において高い技術が求められます。気候によって窯の温度を変更したり、作業を調整したりしますが、特に湿度は重要ですね。乾燥の度合いが変わるので湿度が高いと不良品が出やすくなるんです。

――ビールづくりでも醸造家が毎日、原料の品質や生き物である酵母の状態を見極めて微調整を加えています。また天然水を使ってビールをつくっているのも特長です。「水と生きる」はサントリーのコーポレートメッセージですが、水や酵母、自然と向き合いながら製品の品質を保ち、またお客様の嗜好も考え、日々ビールを進化させています。

松本素晴らしいですね。サントリーさんに倣って言うなら、私たちは「土と生きる」会社です。有田焼に使われる陶石は本当に不思議な石で、磁器をつくる成分が完璧な比率で含まれているので、これを砕いて土にして焼けば磁器ができるんです。まさに奇跡のような石。しかも釉薬もこの石からつくられるので混ざりものがありません。

――やはり有田焼は特別な器なのですね。七代目は職人さんを率いるお立場ですが、伝統の技を若手に繋いでいくために工夫されていることはありますか?

松本昔の職人さんは、作業を極めることに生きがいを感じる方が多いですが、最近の若い人の中には、毎日同じ作業をすることに不安を感じ、自分の作品を作りたいと考える人も多いんです。ですから今後は社内で創作活動ができ、その販売ルートも開拓するなど、将来に続く道を示す必要があると思っています。それと海外のハイブランドでは、職人さんの評価も給料も高くて、尊敬される職業になっていますよね。将来的にはうちもそうしたい。そのためにもブランドの付加価値を高めていく必要があると考えています。

器に刷毛で釉薬を塗っていく職人の浦 芳洋さん。「釉薬の厚みが均等でないと焼成後に色がまだらに出て汚くなるし、釉薬を厚めに塗ってごまかすと今度は違う色になる。指定された薄さで均等に伸ばすのが難しいところですね」

フリーハンドで迷いなく線を描いていく、下絵付け担当の吉永明子さん。指定された図案に沿って線一本ずつの太さや薄さ、ぼかし具合を正確に表現していく。

この道50年超の上絵付け担当、山領常夫さんは、どんな細い線も正確に描きあげる神業の持ち主。「コツは、はみ出んこと、それから汚さんことかな」と至ってシンプル。

「ゴールドで彩る有田焼多用鉢」で、いつもの食卓が華やかに

――マスターズドリームのキャンペーンに、アリタポーセリンラボさんの「ゴールドで彩る有田焼多様鉢」が登場します。とても贅沢な器ですね。

松本これと同じタイプの器を、パリのミシュラン星付きレストラン「ル・グラン・ヴェフール」やスターシェフ、ティエリー・マルクス氏のレストランなどで使っていただいています。有田焼は元々ハレの日の器ですから、高級なお料理が映えるのはもちろんですが、うちの器はスーパーやコンビニのお惣菜を盛っても高級に見えるのが特徴で、実はそれが裏のコンセプトでもあります。

――ということは、普段づかいもできますか?

松本もちろんです。本物の金を使っていますが、特殊な加工を施していますので、電子レンジも食洗器も使えます。サラダ、パスタやカレーなども、この器に盛れば格が上がりますよ。マスターズドリームと相性の良いカラーリングなので、ぜひ一緒に愉しんでいただきたいですね。

――確かに、藤色×ゴールドの上品なカラーは、マスターズドリームとぴったりです。

松本実は藤色のような淡い色を綺麗に出すのは、難しいんですよ。独自配合した釉薬を、職人さんが一つひとつの器に刷毛で塗っていくのですが、指定された厚みで均等に塗らないと、この淡い色は出ないんです。内側のゴールドもしかりで、こちらも職人が一つずつ刷毛塗りしています。

――職人さんの技があってこその美しさなんですね。お話をうかがい、アリタポーセリンラボさんもマスターズドリームも共にモノづくりに高い意識を持ち、技術を磨くブランドだと感じました。

松本モノづくりの現場においては、やはり職人さんの技術を繋げていくことが一番大切だと思います。先代から繋がってきた技術も一度失われると永遠に無くなってしまいますし、些細な技術でも繋がってさえいれば、そこから新しいアイデアが生まれることもありますから。その意味でも、マスターズドリームのような最高峰をめざすものづくりは技術継承においてもすごく大事な取り組みだと思います。サントリーさんには、ぜひこれからも挑戦を続けていただきたいですね。私たちも職人さんたちを大切にしながら、有田焼の伝統を次世代に発信し、世界に通じるスモールラグジュアリーブランドになれるよう頑張っていきます。

――ありがとうございました。

この日インタビューをしたのは、アリタポーセリンラボのカフェ。弥左ヱ門窯の古い工場を改装した空間で、古い鉄骨や井戸も残されている。地元食材を使った料理やドリンクを自社の器で提供している。

松本哲 : Satoru Matsumoto

九州大学経済学部卒業後、都市銀行に入社。30歳のときに家業を継ぎ、弥左ヱ門窯の七代目当主となる。有田焼をもう一度、世界のブランドにするために、現代のライフスタイルにあったモダンな有田焼「アリタポーセリンラボ」の開発を手がけ、海外一流ブランドとのコラボレーションなどで注目を集める。

ゴールドで彩る「有田焼多用鉢セット」当たるキャンペーン

マスターズドリームとは

効率や生産性ではなく、素材や製法にとことんこだわり、
ただうまさだけを追い求めた「醸造家の夢」のビール。
醸造家の夢と情熱と信念の結晶として生まれたビールです。

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