Liqueur&Cocktail
 

最終結果レポート

日本一のカクテルが誕生する夢の舞台
今年は人気の3ブランドが課題製品に

10月12日、グランド ハイアット 東京(六本木)で「2016 ビームサントリー ザ・カクテルアワード」が行われました。プロバーテンダーや業界関係者から毎年大きな注目を浴びる本コンペティション。今年も多数のお客さまにご来場いただきました。課題製品は、ハンドメイド・バーボン「メーカーズマーク」、アガベ100%のテキーラ「サウザ」、プレミアムフルーツリキュール「ルジェ」の3ブランドです。今回は、過去10年間で最多となる約1,700もの応募が集まり、1stステージの書類審査、2ndステージの試作審査を通過した、ショートカクテル部門6作品、ロングカクテル部門6作品が夢の舞台に集結しました。

「燃える心」の花言葉にふさわしい
情熱的な1杯が今年の最高峰に

国内最高峰の名誉「カクテル アワード 2016」を受賞したのは、松下 知寛さん(岡山県 ダイニング&バー ダナドゥア勤務)の『Cactus Flower(カクタス フラワー)』。メキシコ生まれの「テキーラ サウザ ブルー」をベースに、太陽の光をたっぷり浴びて育ったフルーツのリキュール「ルジェ クレーム ド ストロベリー」、カリブ海のラムを使ったココナッツリキュール「マリブ」などを合わせた、見た目も味わいも情熱的なロングカクテルです。作品名の和訳である“サボテンの花”の花言葉は、「燃える心」。南国の地に咲く花の強さと美しさをグラスに表現したこの1杯は、まさにバーテンダーとして頂点を目指し挑戦を続ける松下さん自身の情熱そのものでした。

ビジュアルも味わいも
色とりどりの個性を放つ12作品

北は北海道から南は九州まで、年齢やキャリアもさまざまな12名のバーテンダーが、その卓越した技術を競った今年のカクテル アワード。選手たちの豊かな発想力と華麗な技術によって生み出される色とりどりのカクテルが、会場を魅了しました。もちろん、これらを味わう審査員の表情も真剣そのもの。ゲスト審査員である、男性向けライフスタイルマガジン「GEOTHE」(株式会社 幻冬舎)発行人・統括編集長の舘野晴彦氏も、ひと口ひと口、作品に込められた思いまでも味わうように試飲されていました。拮抗する戦いを見守る客席からは「今年はレベルが高い」という声もささやかれ、勝負の行方が注目されました。

歴代受賞者たちが夢の共演
プロが創作する本格カクテルを堪能

最終選考会が終了すると、別会場にカクテルコーナーがオープン。お待ちかねのブレイクタイムが始まると、会場はあっという間にカクテルやフードを求めるお客さまでいっぱいに。出場カクテルを創作する選手のもとには、最終選考会を見てぜひ作品を味わいたいという方々が集まり、競技中とはまた違った和やかな表情で会話を楽しんでいました。

また、お客さまの興味を惹いたのが、これまでのカクテル アワードの受賞カクテルを味わうことができる歴代アワードコーナー。1994年から昨年の受賞者が一堂に会し、1つのブースで華麗にシェイカーを操る様子はまさに圧巻。多くの方々が1日限りの夢の共演と、珠玉のカクテルの味わいを満喫しました。

課題製品を紹介するブランドブースでは、フレッシュレモンを使った『メーカーズマーク レモネード』、トマトの風味が爽やかな『サウザトマトマルガリータ』、カットフルーツでつくる『フルーツディップ with ノワールドブルゴーニュ』など、多彩なカクテルの楽しみ方が提案されました。直後に迫る表彰式では一体どんな結果が待っているのか。緊張の瞬間を前に、選手やお客さまはしばし憩いのひとときを過ごしました。

バーテンダーの願いが起こした“奇跡”
華々しくフィナーレを飾るエキシビション

「カクテル アワード 2016は――、松下 知寛さん。おめでとうございます!」。この瞬間、国内最高峰のカクテルが決定。花束を贈られた松下さんの目には涙が浮かんでいました。その後、受賞カクテルのエキシビションが行われ、試飲をしたゲスト審査員の舘野氏は「勝ち残る作品というのは、ある意味オーセンティックであり、突き抜けた個性も求められます。これはまさに奇跡的な味!」と絶賛。松下さんは「今回の受賞は、地元の倉敷の先輩方やお客さま、家族の支えがあったからこそ。今後は岡山からさらにカクテルの魅力を発信したいです」と語りました。

バーテンダーの熱き想いが奇跡を起こした、2016 ビームサントリー ザ・カクテルアワード。たくさんの祝福の拍手とともにその幕が閉じられました。