チーズとワイン

毎月連載

チャレンジ!気軽にマリアージュ

カジュアルなワインとカジュアルなチーズの相性を、
担当:柳原が独断で評価します!!

第21回

2016年08月

【デリバリーピッツァ】
サルヴァトーレ クオモ
4種のチーズのピッツァ
~イタリア産BIOのハチミツ付~

チーズの味わい

チーズをたっぷりと使った人気のピッツァです。
このピッツァの場合はゴルゴンゾーラ、エダム、サムソー、モッツァレラの4種のチーズを使用しています。
4種のそれぞれ味わいの違うチーズが、ベースのベシャメル(ホワイト)ソースによって、味わい深くまろやかにまとめられています。
今回は会社の近くにあるサルヴァトーレ クオモさんのピッツァをお願いしました。BIOハチミツが付いてきて、それをかけて楽しむスタイルになっていますが、第17回で検証した通り、辛口ワインと合わせる際にはハチミツをかけずにそのままで合わせた方が、より一層ワインの味わいが楽しめると思います。

【デリバリーピッツァ】<br>サルヴァトーレ クオモ<br>4種のチーズのピッツァ<br>~イタリア産BIOのハチミツ付~

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    ヴィッラ サンディプロセッコ トレヴィーゾ
    味わい
    アロマ
    • ■その他果実■メロン
    • 青リンゴ
    • 白い花

    軽やかに、でも旨味をしっかりと楽しめるいいマリアージュ。

    第13回に続いて2回目の登場です。フレッシュな果実味と、ふんわりとした柔らかな泡立ちの、軽やかで心が浮き立つような味わいです。このワインは気温が高くなると、どんどん美味しくなってきますので、今回再び取り上げてみました。ピッツァと合わせてみると、メロンを思わせる魅力的な甘くてジューシーな果実味が、もう一段階ふくらむ感じになりました。ワインのフンワリしたテクスチュアと溶けたチーズにも一体感があります。このワインならではのフレッシュな軽やかさが、チーズの重さを感じさせずに、旨味だけをふくらませてくれる感じで、ついもう一口いってしまう魅力がありました。素直に美味しい組み合わせです。「やっぱり夏はプロセッコだなあ」と改めて感じました。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3_5
    オー フルニエアーバン ウコ トロンテス 2013
    味わい
    アロマ
    • マスカット
    • ■トロピカル■ライチ
    • 白いバラ

    ゴルゴンゾーラの香りがふくらむマリアージュ。

    オーフルニエは、数々の専門誌で高い評価を受けるワイン界のライジングスター。アルゼンチンだけでなく、チリやスペインでもワインを生産しています。アルゼンチンのトロンテスらしい、フレッシュでジューシーな果実味と、周囲の空気まで華やかにするようなフローラルな香りが魅力のワインです。ピッツァと合わせてみると、マスカットやライチを連想させる華やかでフレッシュな果実味がふくらむ感じです。チーズとの相性も悪くなく、特にアクセントになっているゴルゴンゾーラチーズの香りを活かしてくれるのが印象に残りました。プロセッコと同じ様な合い方ですが、プロセッコよりもこちらの方がさらに華やかでアロマチックなので、お花のような香りがピッツァを食べた後にも口の中に残る感じがしました。ここは好みが分かれるかも知れません。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    ロス ヴァスコス ロゼ 2015
    味わい
    アロマ
    • さくらんぼ
    • 赤い花
    • ■ベリー■いちご

    果実の瑞々しさが溢れてくるようなマリアージュ。

    ロス ヴァスコスはフランス・ボルドー地方メドック地区の公式格付け1級筆頭であるシャトー ラフィット・ロートシルトがチリで運営しているワイナリー。少量生産されるこちらのロゼは、イキイキとしたフレッシュな果実味を見せる辛口です。ピッツァと合わせてみると、ワイン単体よりも果実味がはるかに感じられるようになりました。より甘い、イチゴやそのコンポート、イキイキとした摘み立ての赤いベリー系を連想させる、瑞々しい果実味が口いっぱいに広がります。ワイン単体で味わった時にはあまり感じなかった、ハーブのような香りやイキイキした酸味もクッキリと現れて、ワインの味わい自体が複雑になる感じでした。ピッツァは不思議な事にチーズよりも生地の美味しさが前面に出てきましたが、ワインもピッツァも美味しくなる良い組み合わせでした。ランチで屋外で食べたら本当に気持ち良さそうな組み合わせです。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    ビービー グラーツカザマッタ ロッソ
    味わい
    アロマ
    • ブラックチェリー
    • 赤い花
    • クローブ

    お互いの味わいを補完していくような、とても馴染むマリアージュ。

    カザマッタはイタリアの鬼才ビービー グラーツの入門ライン。とは言え、トスカーナのサンジョヴェーゼの味わいがきちんと出た、フレッシュさと深みを両立した味わいです。味わいに複雑さを加えるために、あえて複数ヴィンテージのワインをブレンドしています。ピッツァと合わせてみると、理屈じゃなくて、感覚の部分で「馴染むなあ」という感じです。チーズのまろやかさがワインのリキュールを思わせる果実味を包んで、より細やかな味わいを感じさせてくれますし、ワインの心地よい酸味は、チーズのコクを引き立てて、さらに次の一口を美味しくしてくれました。お互いがお互いの味わいを補完していくようないい組み合わせでした。さすがは地元イタリアのワインです。ピッツァにはピッタリでした。

チャレンジまとめ

今回はみんな大好きなピッツァ。チーズの取材ですので、ポピュラーなトマトソース+チーズではなく、チーズのみのピッツァにしてみました。でもこの「4種のチーズのピッツァ」は今回お願いした会社近くのサルヴァトーレ クオモさんの中で、第2位の人気を誇るメニューという事。やっぱり皆チーズが好きなんですね。
ピッツァとワイン。いかにも合いそうな組み合わせですが、やはり合いました。特に今回はトマトソース無しのチーズのみという事で、「小麦とチーズ」という、第16回、第18回でも試して高い評価を得た組み合わせなので、合って当然なのかもしれません。個人的にはロゼが一番美味しく感じましたが、どのワインも美味しくてどれをトップにすればいいか迷うというくらいなのは今回が初めてです。
これは4種のチーズが使われているという事が大きい気がします。味わいの異なる4種のチーズが混ざっている事によって、味わいに複雑さが生まれ、ワインに合わない部分を無くして、マリアージュによる味わいのふくらみを大きくしているのではないかという事です。チーズをおつまみにする場合、1種よりも2種、3種あった方が、ワインと合う確率は高くなります。そういう意味では4種のチーズのピッツァはワインのお供としてとても良いと思いました。確かにどのワインとも美味しかったです。
今回は辛口のワインばかりでしたので、添付のBIOのハチミツは使用しませんでしたが、ハチミツとチーズもとても良く合う食材です。ハチミツをかける事で、このピッツァの味わいは大きくふくらみます。ハチミツも一緒に楽しみたい場合は、少し甘みのあるワインを合わせて頂くと、素晴らしい相性を見せると思います。

柳原 亮 (やなぎはら りょう)

ワインにのめり込んだのは、お酒とは関係のない業務のサントリーフーズ勤務時代。2013年のワインアドバイザー選手権では準優勝だったが、次回大会での優勝を目指して、日々ワインテイスティング、チーズ研究、食材研究に余念がない。お小遣いの総てをワインに投じる徹底したワイン愛好家。

(一社)日本ソムリエ協会認定シニアワインアドバイザー NPO法人チーズプロフェッショナル協会認定チーズプロフェッショナル 第9回(2013年)全国ワインアドバイザー選手権大会準優勝

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