チーズとワイン

毎月連載

チャレンジ!気軽にマリアージュ

カジュアルなワインとカジュアルなチーズの相性を、
担当:柳原が独断で評価します!!

第20回

2016年07月

カルビー
じゃがりこ® チーズ

チーズの味わい

1995年発売。21年目に突入した、誰もが知っているポテトスナックの超・定番です。
改めてじっくりと味わいながら食べてみると、このスナックが人気の理由が見えて来る気がしました。まずは他のスナック菓子より、少し硬めの独特のカリカリとした食感。ついつい次の1本に手が伸びる、歯切れの良さです。
もう一つが、スナック菓子としては穏やかなフレーバー。塩分も強すぎず、一口のインパクトよりも味わいの継続による満足感を考えられている気がしました。
チーズ味(チェダーとパルメザンを使用)ですが、チーズ風味は強すぎず、じゃがいもの味とほんのりと混ざりあう感じです。 

カルビー<br>じゃがりこ® チーズ

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4.5
    ガゼラ
    味わい
    アロマ
    • 青リンゴ
    • グレープフルーツ
    • 白い花

    どんどん次が食べたくなる、止められないマリアージュ。

    第15回に続いて2回目の登場です。このガゼラはポルトガル北部でつくられる「ヴィーニョ ヴェルデ(緑のワイン)」というワイン。軽やかな果実味と微発泡、キレのある酸味で、暑くなるほどに美味しくなる1本です。蒸し暑くなってきた最近(6月末取材)は、特に美味しく感じます。前回と比較すると、果実味に広がりが出てきている気がしました。じゃがりこ® と合わせてみると、ワインの果実味がよりイキイキと引き出される印象で、とても心地よいマリアージュとなりました。じゃがいもの香り、チーズの香りもきちんと感じられ、おまけに海の塩味を思わせる余韻が最後に加わって、味わいが重なっていく感じです。さらにガゼラの微発泡と酸味が食後をスッキリとさせて、また次が食べたくなる、止まらない美味しさでした。これはいい組合せです。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    ビニャ マイポ レセルバ ビトラル シャルドネ 2015
    味わい
    アロマ
    • マンゴー
    • フランスパン
    • バニラ

    お互いを一回り大きい味わいにする、ゆったりとしたマリアージュ。

    ビトラルとはスペイン語で「ステンドグラス」の事。ビニャ マイポの象徴であるマイポ教会のステンドグラスから名前をもらった、1ランク上のビニャ マイポです。よく熟したリッチな果実味と豊かなコクを感じさせる、飲み応えのある1本です。じゃがりこ® と合わせてみると、ゆったりとお互いが同調していくような、落ち着くマリアージュとなりました。ワインはコクのある甘い果実味や少しプリンのカラメルソースを思わせるような甘くて香ばしい味わいが出てきます。酸味もきちんと全体を底支えする感じで、味わいが一回り大きくなった感じがしました。じゃがりこ® はじゃがりこ® で味わいが一回り大きくなります。ワインにチーズのコクとじゃがいものトロミを加えていく感じで、これまたお互いの味わいを活かす良い組み合わせでした。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3
    バユオー ロゼ ダンジュ レ クレール コント 2015
    味わい
    アロマ
    • ブラックチェリー
    • スミレの花
    • クローブ

    まろやかさや甘さが前面に出てくるマリアージュ。

    淡いピンク色でチェリーやベリーを思わせるキュートな赤い果実の味わいのある、ほんのりとした甘さのロゼワインです。甘すぎず、辛すぎず、涼しい産地らしいフレッシュな酸味と心が浮き立つような軽やかな果実味の、蒸し暑い日にホッと一息つける優しい味わいです。じゃがりこ® と合わせてみると、ワインのキュートな甘酸っぱさが前面に出てくる感じになりました。単品で飲むよりも酸味が目立たなくなり、全体の味わいに丸みや厚みが出る感じです。じゃがいもやチーズの味わいも、やわらかさや甘さ、まろやかさといったものを強く感じるようになりました。最後にじゃがいもらしい土のタッチがフッと出るのが他のワインではなかったところで面白いなと思いました。個人的にはもう少し爽やかな方が好みなので、平均点にしましたが、好きな方も結構いらっしゃるのではないかと思う組み合わせです。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3
    ドメーヌ バロン ド ロートシルト メドック レゼルブ スペシアル 2013
    味わい
    アロマ
    • ブラックチェリー
    • スミレの花
    • 針葉樹

    ワインが強くて、じゃがりこ® のはあまり主張出来ないマリアージュ。

    ボルドー・メドック地区の格付け1級筆頭であるシャトー ラフィット ロートシルトを擁する、ドメーヌ バロン ド ロートシルトが、本拠地であるメドック地区の味わいの典型としてリリースしている1本。このつくり手らしい滑らかでしなやかな果実味と、華やかなエレガントさを持つ味わいで、現在、一回目の飲み頃を迎えている感じです。じゃがりこ® と合わせると、これはワインの方が強すぎて、バランスが取れない感じになってしまいました。ワインのタンニンや重量感、強さみたいなものが、ワイン単体で飲んだ時よりも遥かに強く感じられます。じゃがりこ® の方はほぼワインの味わいの引き立て役という感じで、自分の味は殆ど主張しなくなってしまいました。ただ、お互いに悪い味わいが出るわけではありません。

チャレンジまとめ

今回はチーズというよりはチーズ風味のスナック菓子でした。しかし、そこで改めて感じたのは、「じゃがいも」という素材のワインとの根本的な相性の良さでした。そこに、程よくチーズが加わる事で、脂肪分と厚み、まろやかさが足されて、ワインと深いところで手をつないでいるような、しっくりくる感じがありました。
点数こそ、白ワインが圧倒的に高くなり、やや甘口のロゼと赤は平均点となりましたが、それは言ってみれば蒸し暑いこの季節、このシチュエーションでの点数であって、秋の深まる頃であれば、今回の赤やロゼも美味しく感じたかも知れません。この季節でも、もう少し軽めの赤ワインや、辛口のロゼワインであれば、かなり美味しく感じたのではないかとも思います。
大事なのはじゃがいもはワインの悪い部分を引き出す事がほぼないというところ。食卓にワインがある事が当たり前であるヨーロッパ各国において、お料理の付け合せとして最もポピュラーなものが「じゃがいも」であるという事実が、ワインとじゃがいもの相性の良さをあらわしているのかも知れないですね。
今回はチーズとワインと言うよりも、じゃがいもとワインの相性的な内容になってしまいましたが、「じゃがりこ® チーズ」ワインのお供としてかなり使えそうです。強い赤ワインなどで、少しじゃがりこ® の方が弱いと感じられた場合、黒胡椒をかけて、シャカシャカ容器を振ってから合わせるのもおすすめです。



■ 関連サイト
カルビー じゃがりこ® チーズ(外部サイトへリンクします)

柳原 亮 (やなぎはら りょう)

ワインにのめり込んだのは、お酒とは関係のない業務のサントリーフーズ勤務時代。2013年のワインアドバイザー選手権では準優勝だったが、次回大会での優勝を目指して、日々ワインテイスティング、チーズ研究、食材研究に余念がない。お小遣いの総てをワインに投じる徹底したワイン愛好家。

(一社)日本ソムリエ協会認定シニアワインアドバイザー NPO法人チーズプロフェッショナル協会認定チーズプロフェッショナル 第9回(2013年)全国ワインアドバイザー選手権大会準優勝

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