チーズとワイン

特集 いいワインに いいチーズ

2014年08月

ロス ヴァスコス グランド レゼルブ

4月から始まった、新連載「いいワインにいいチーズ」!赤ワインファンの方々お待たせしました!

ロス ヴァスコス グランド レゼルブ

いいワイン

今回はロス ヴァスコス グランド レゼルブ、シャトー ラフィットを擁するドメーヌ バロン ド ローシルトがチリで手がけるロス ヴァスコスの赤ワインです。ロス ヴァスコスは首都サンチアゴから南に200Km行ったコルチャグア ヴァレーのペラリージョに位置します。ワイナリーの小高い丘に登ると、広々とブドウ畑が広がります。畑の面積は640ha、総所有面積を訊ねると、やおら、遠く見える山から反対側の山をぐるりと指差し「見える範囲全部がD.B.R.(ドメーヌ バロン ド ローシルト)の所有地だよ」との答が返ってきました・・・・なんと4000haもの土地を所有しているそうです。ワイナリー自体は1750年頃、バスク地方出身のエチェニケ家により創設されました。1988年からD.B.R.に所有権が移り、大規模な改修、改植が行われました。現在はカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、カルメネール、シラー、マルベック、シャルドネなどが育てられています。ロス ヴァスコス グランド レゼルブはヴィンテージにもよりますが、カベルネ・ソーヴィニヨンを3/4程度、残りをカルメネール、シラー、マルベックが使われます。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは樹齢65年の樹を含む「エル・フライレ」畑が中心です。伝統的なボルドーの技法で醸され、シャトー ラフィットの製樽工場で作られたフレンチ オークの小樽で12ヶ月間熟成されます。心地よい果実味ときめ細かく豊かなタンニンが見事に凝縮されており、口当たりは優しくエレガント。かすかに甘みを含んだ後味が長く続きます。

いいチーズ

このロス ヴァスコス グランド レゼルブが「このチーズに合うワイン」に選ばれたときのテーマチーズを見ていくと、乳種は牛、山羊、羊と乳の種類は幅広いのですが、チーズのタイプはハード、セミハードが多い傾向があるのが見てとれます。つまり、ロス ヴァスコス グランド レゼルブのようなカベルネ・ソーヴィニヨン主体の力強い構造と量の多いタンニンを持ったワインを飲む場合、当然いろんなタイプのチーズと合うのですが、一番無難なのはハード、セミハード系ということがいえると思います。と、いうことで今回の「お勧めバックナンバー」は、
第106回イタリアの「石頭」と言う名を持つオッチェリ アル バローロ
第25回イギリスのスティルトンとチリのカベルネが出会ったら
第111回美しい島コルシカの香りを楽しむマリアージュ のサヴール・デュ・マキ
第85回コンテ・ド・モンターニュの4つです!是非ご覧ください!!

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