チーズとワイン

特集 いいワインに いいチーズ

2014年04月

ファルケンベルク リープフラウミルヒ〈マドンナ〉

「チーズとワイン」のコラムは、もう、10年以上も続く、人気連載です。記事は、フェルミエの方に書いて頂いています。現在の執筆者は犬田ゆりさん、初代は本間社長御自らご執筆いただきました。
この記事を書いていただく前には、必ず試飲試食実験をします。掲載する月のテーマチーズを決め、合いそうなワインを12本から多いときは16本くらい用意します。フェルミエさんからは本間社長や犬田さんを含めて3人程度、サントリーからは時折メンバーは変わりますが、私、久保や、カクテルの大家で「新バーテンダーズマニュアル」の著者の花崎先生、(一社)日本ソムリエ協会主催の2013年ワインアドバイザー選手権の準優勝者の柳原 亮君をはじめ、5-6人が参加します。
テーマチーズを食べながら、ワインをテイスティングして1位と2位のベストマッチを決めていきます。プロ揃いのメンバーだから、すぐに意見がまとまるかと思いきや、侃々諤々、様々な意見が出ます。満場一致で1st,2ndが決まる時もありますが、時には、「なにか、しっくり来ない・・・・」と次回に持ち越す場合さえあります。
こうやって、毎回、ひとつのチーズを食べながら、それに本当に合うワインを探し出す作業を積み重ねてきました。10年一昔と申しますが、本当に沢山の記事を書いていただきました。こうして出来上がったバックナンバーを、ずっと読み返していて、ふと思いました。「この連載は、ひとつのチーズを軸に、そのチーズに合うワインを探すコラムだ。当然、そういう選び方をされるお客様は沢山いらっしゃる、でも、そうではなくてワインを軸にチーズを選びたいお客様もいらっしゃるはずだ! 1種類のワインをテーマに、何種類かの良く合うチーズを選んでいくコラムも面白いに違いない!!」その思いから生まれたのが、この特集、題して「いいワインにいいチーズ」です!!

ファルケンベルク リープフラウミルヒ
〈マドンナ〉

ブランドサイトはこちら

いいワイン

マドンナは1786年創業のドイツの老舗ファルケンベルク社のブランドで1972年から日本に輸入されています。ピーク時には、なんと、30万ケース以上も販売されていたベストセラーワインだそうです。当時はTVコマーシャルも放映されていたようです。正式名称はリープフラウミルヒ マドンナです。リープフラウミルヒはドイツのワインのジャンルの名前で、直訳すると「聖母の乳」と言う意味です。リープフラウミルヒは現在ではラインヘッセン、ファルツ、ラインガウ、ナーエで認められている「ワインのジャンル」の名称ですが、元々は、ヴォルムスの聖母教会で造られたワインが大変美味しかったので、つけられた名前です。現在この聖母教会の畑は大半がファルケンベルク社の所有で、ラベルモチーフにもなっている聖母像は畑の中に祀られています。
グラスに注ぐと、華やかな香り立ちで、甘く熟した、白桃のような香りがあります。みずみずしく爽やかな味わいで、酸と甘みのバランスが絶妙なワインです。

いいチーズ

さて、チーズとの、相性を見るために全バックナンバーを見てみると、このマドンナが1st,2ndに選ばれたチーズは、なんと7アイテムもあるのです!!細かく見ていくと、乳種では牛が4アイテム、羊が2アイテム、山羊が1アイテムと幅広い相性を見せています。チーズのタイプではザル豆腐のようなフレッシュチーズから、セミハード、シェーブル、ブルーチーズ、ゲヴュルツトラミネールのマールで洗ったウォッシュとこちらも、実に幅広い相性を見せています。生産国もフランス3アイテム、イタリア2アイテム、イギリス、スイスと、こちらも、実に片寄りがありません。実は、マドンナはサントリーワインインターナショナルでお客様にワインとチーズのセミナーをする事があるのですが、そのアンケートの人気投票ナンバーワンになる事が多いワインです。と言う事で、今回のお奨めバックナンバーは、ラヴェッジョーロ、フルムダンベール、クロタン・ド・シャヴィニョル、アフィネ・オ・ゲヴュルツトラミネールの4つです!是非読んでみてください!!

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