

いよいよ2011年の醸造もまもなく終わります。登美(赤)用のカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドの収穫は11月3日まで続きました。今年は全体的に糖度が上がりにくい年でしたが、そんな中でもプティ・ヴェルドは順調で、転化糖が24%を超えたものもありました。(これは、アルコールで13.5%前後になります。)
写真は最後の(1)プティ・ヴェルド、(2)カベルネ・ソーヴィニヨンです。プティ・ヴェルドは、外観は粒が小さく、密着しておらず、梗が細いのが特徴です。酸が適度に高く、香りがとても豊かで、将来の登美の丘ワイナリーにとって非常に重要な品種になるのではないかと思っています。11月中には全ての赤ワインの醗酵が終わります。2011年は登美の丘ワイナリーのぶどうは質、量ともに良いものができそうです。1月に全てのワインの評価を行い、赤ワインのアサンブラージュ、白ワインのブレンド、瓶詰時期などを決めていきます。
桜井楽生
登美の丘ワイナリーでの醸造の計画立案
品質保証を担当。


貴腐化が進みだしたリースリング
8月末より始まった仕込シーズンもあっという間にもう11月となり、最後まで取っておいた甲州の収穫も終わりました。
登美の丘ワイナリーの甲州は、果実の完熟した凝縮感を引き出すため、収穫時期をできるだけ遅らせています。
今年は11月の収穫になりました。
きれいな桜色に染まった完熟甲州は、この後「搾汁」、「樽醗酵」、「熟成」を経て商品化されます。
商品として皆様の手元に届くのはまだまだ先になりますが、楽しみにお待ちください!
この時点でまだ圃場に残るぶどうが一つだけあります。それは、貴腐化が進みだしたリースリングです。
リースリングの収穫適期は9月ですが、房に袋掛けして他の病気を防ぎながら貴腐化するのを待っています。
そして気温の下がった10月になってようやく貴腐化が一部で見られるようになりました。今年も無事に収穫できそうです。
この先房の状況を見ながら順次収穫していくことになります。
高谷俊彦
登美の丘ワイナリー チーフワインメーカー
1998年サントリーに入社、基礎研究所、酒類研究所にてウイスキー、ビール、ワイン等の醸造技術開発を担当、その後岩の原葡萄園にてマスカット・ベーリーAを中心としたブドウ栽培・醸造技術開発、商品開発担当を経て2011年より現職





