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(2002 アメリカ) ;
監督・振付/ロブ・マーシャル;
原案/ボブ・フォッシー
出演/キャサリン=ゼダ・ジョーンズ、レニー・セルウィガー、リチャード・ギア
(ストーリー)
1920年代のシカゴ、ミュージカル・スターを夢見るロキシー・ハート(レニー・セルウィガー)は、「有名にしてやる」という男に騙され、怒りのあまりその男を殺してしまう。ロキシーは送られた留置所でショー・ダンサー、ヴェルマ・ケリー(キャサリン=ゼダ・ジョーンズ)と遭遇。ヴェルマは伝説の名弁護士ビリー・フリン(リチャード・ギア)に弁護を頼んでいた。それを知ったロキシーもビリーに弁護を依頼、ロキシーは無罪と名声を得ることができるのだろうか? ブロードウェイ・ミュージカルを完全映画化。第75回アカデミー賞12部門13ノミネート、最優秀作品賞他を受賞。
留置所で憧れのスター、ヴェルマに出会ったロキシーだったが、好意を寄せているにもかかわらず、ヴェルマに見下された態度を取られ憤慨してしまう。
その一部始終を見ていた留置所の女所長ママ・モートン(クィーン・ラティファ)は、ロキシーに「ああいう女なのよ、二流のくせにスター気取り、相談に乗るわ」と声を掛け、自分の部屋に招き入れた。そして少し緊張しているロキシーに「くつろいで」と椅子を差し出した。
ロキシーは自分の裁判の行方について、不安にかられていた。「真実を話す」というロキシーに、「それでは死刑台に直行よ」とママ・モートンは話し、さらに続けた。「この町では何もかもが市民の娯楽なのよ」と。そうショービジネスの町シカゴの人々は、エンターティンメントが何よりもお気に入り。何もかも全て見世物にしてしまう。
「47年間、女性の死刑囚は出ていないの」
ママ・モートンはクローゼットの一番上の引き出しから何かを取り出した。それは中身が半分ほどになったママ愛用のウイスキーのボトルだった。テーブルの上に2つタンブラーを置くとウイスキーを注いだ。そしてロキシーをリラックスさせようと、大柄なママ・モートンはそのひとつを大きな手で差し出した。
そして州一番の弁護士ビリー・フリンを雇ったらどうか? とロキシーに尋ねた。「女性弁護人の弁護で負けたことのない凄腕よ」という言葉にすかさず「雇いたいわ」と応えるロキシー。ママ・モートンはグラスを置くと、弁護士ビリー・フリンの電話番号を探し始めた。弁護士の紹介料は「電話1本で100ドル!」。最初は驚いたロキシーだったが、彼女はストレート・ウイスキーのグラスを目の前にして、無罪を勝ち取りスポットライトを浴びる自分の姿を思い浮かべるのだった。