ザ・マッカラン 6つの柱
味わいと品質にプライドを持つ、ザ・マッカランとしてのアイデンティティに欠くことのできない大事な6つの柱があります。
それらは長い歴史のなかで培ってきた経験や研鑽を通してのみ実現する、決して真似のできないエッセンスとして受け継がれています。
ザ・マッカランの魂が宿る家
～イースターエルキーハウス～
ザ・マッカランの伝統とおもてなしの象徴として名高いイースターエルキーハウス。
その存在は、蒸溜所で働く人々の心の拠り所としても大切な役割を果たしています。1700年にジョン・グラント大佐によって建てられた伝統的な邸宅には、ザ・マッカランを物語る数多くの歴史が刻まれています。長い時間のなかで何度も所有者を変えながらも、その佇まいが伝えるザ・マッカランのスピリットは変わらずに受け継がれてきたのです。
極小の釜による極上の蒸溜
～スペイサイド最小のポットスチル～
優れたウイスキー蒸溜所が集まるスペイサイド地方にあって最小といわれる蒸溜釜は、ザ・マッカランの味わいを特徴づける大切な要素の一つです。全部で24ある銅製の蒸溜釜の形はどれも異なっていて、それぞれの容量は3,900リットル。この小さな蒸溜釜で抽出されるニューメイクスピリッツは、密度が高くリッチな味わいに仕上がります。
「最高の中の最高」だけを抽出
～ファイネストカット～
小さな蒸溜釜で丁寧に抽出されたニューメイクスピリッツは、最高のシングルモルトをつくるため、さらに選別されます。ザ・マッカランの持つリッチでフルーティーな香りと味わいを実現するには、アルコール度数70％以下に精選したベスト・オブ・ベストのみを使用しなければなりません。その量は全体のわずか16％。この稀少なニューメイクスピリッツによって、ザ・マッカランのコク深い濃厚さが生み出されます。
真似のできない品質
～樽へのこだわり～
ザ・マッカランの味わいの決め手として最も貢献しているのが樽です。長い歴史のなかで、独自に編み出してきた製造プロセスを経たオーク樽だけが、ザ・マッカランたる香りと味わいを引き出すことができます。それゆえ樽をつくる原材料の調達から、加工や乾燥にいたるまで、すべての工程にかける手間暇を惜しむことは決してありません。
鮮やかに織りなす自然の色彩
～ナチュラルカラー～
最終的なチェックを経てボトリングされるザ・マッカランの色は自然のもの。熟成したオーク樽とニューメイクスピリッツが互いに作用して、ライトなオーク色からもっとも深いマホガニー色まで、多彩な自然の色合いを織りなします。明るい日差しのもとで、人工的な色は比較的早く色あせますが、自然から生み出された色は長持ちします。グラスに注がれても、ザ・マッカランとわかる自然の色味を得るために、マスターウイスキーメーカーには優れた技術が求められます。
職人たちの魂と情熱の結晶
～比類なきウイスキー～
代々受け継がれてきたザ・マッカランの製法や哲学を身につけた職人たち。極めて高い専門性を持つウイスキーづくりのスペシャリストとして、厳選した樽のなかでじっくりと熟成していくウイスキーを何年も何年も見守りつづけます。そうして出荷すべき時期を的確に見計らってボトリングし、世界中のウイスキーファンたちのもとへと送り出すのです。
蒸溜所