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主催公演

サントリーホール オルガンレクチャーコンサートシリーズ2007
支倉常長(はせくらつねなが)
〜伊達政宗がヨーロッパに遣わした一人の侍の旅〜
サントリーホールのエディケーション・プログラム
2007年9月24日(月・振休) 11:00開演(10:20開場)
史実に基づいて構成された物語と音楽で織りなす解説付き演奏会。独特の着眼点で歴史の裏側に切り込む皆川達夫先生のお話が、物語をさらに深めます。昨年、大好評を得た「天正少年使節と音楽の旅(前編/後編)」に引き続き、今年はもうひとつの遣欧使節と言われる支倉常長(はせくらつねなが)の旅の軌跡と、その時代のヨーロッパ音楽をご紹介します。日本史を軸に西洋音楽を聴く面白さをぜひ体験してください。

⇒支倉常長についてはこちら
公演概要
出演 指揮・監修:鈴木雅明
解説:皆川達夫
進行:大森博史
オルガン:徳岡めぐみ
筝:安藤珠希
合唱:バッハ・コレギウム・ジャパン
台本・演出:鈴木理雄
曲目 16世紀後半から17世紀初期にかけての
・オルガン作品(カベソン、フレスコバルディなど)
・教会声楽作品(ビクトリア、モンテヴェルディなど)
・世俗作品(シャンソンなど)
・日本の作品(八橋検校:六段)、他
料金 指定4,000円
※この公演のチケットで、サントリー美術館 開館記念特別展「BIOMBO/屏風 日本の美」(9月1日-10月21日開催)にも1,000円でご入館いただけます。 (通常1,300円)
会場 大ホール
主催 サントリーホール
協力 サントリー美術館/仙台市博物館
チケット

発売:2007年5月23日(水)

サントリーホールチケットセンター
【あらすじ】
仙台藩の下級武士であった支倉常長は、藩主伊達政宗の命により慶長18年(1613年)ローマ教皇とスペイン国王への外交使者として、当時の最大級の帆船サン・ファン・バウティスタ号で総勢180人の一行と共に、月の浦(宮城県石巻市)を出帆します。幕府の意向による貿易交渉が目的でした。一行は、スペインの航路をたどって太平洋を渡り、メキシコ経由で大西洋からヨーロッパを目指します。スペインで常長は洗礼を受け、国王とローマ教皇に謁見しましたが、使節の目的である貿易交渉は成立することなしに、帰国の途につきます。常長が帰国した時、すでにキリスト教弾圧が激化、日本はまさに鎖国へ入らんとしていました。常長は失意の内に没し、後に息子たちもキリシタンであることを理由に断罪されます。そして慶長遣欧使節団の史実は明治になるまで封印されることになるのです。
折りしも、16世紀後半から17世紀初頭にかけて、スペインでは世俗音楽、宗教音楽共に、音楽史に残る多くの作品が生まれ、まさにルネッサンス音楽の中心でした。歴史の荒波に翻弄された常長でしたが、見知らぬ地で聴く民謡、賛美歌の調べ、教会のオルガンの音色の数々は、まじめで実直であったといわれる一人の武士の心に大きく影響し、糧となったことでしょう。
出演者プロフィール
指揮・監修:鈴木雅明
写真:鈴木雅明 神戸出身。12歳から教会のオルガニストを務める。東京芸術大学作曲科で矢代秋雄に、同大学院オルガン科で廣野嗣雄に師事、鍋島元子が主宰する古楽研究会でチェンバロを学んだ。1979年アムステルダムのスウェーリンク音楽院に留学、チェンバロをトン・コープマンに、オルガンをピート・ケーに学び、チェンバロとオルガンのソリスト・ディプロマを得て卒業した。80年ブリュージュ国際チェンバロ・コンクール(通奏低音部門)で第2位、82年同オルガン・コンクールで第3位入賞。またオルガン・チェンバロ・ソロ作品としてブクステフーデ『オルガン名曲集』、J.S.バッハ『オルガン名曲集』、『平均律クラヴィーア曲集第1巻』『ゴルトベルク変奏曲』『フランス組曲』などもリリースされている。チェンバロとオルガンのソリストとして活躍する一方、90年に「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」を結成、J.S.バッハの宗教音楽作品を中心に幅広い活動を行っている。ソリストとして、またBCJと共に指揮者としてドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、スウェーデンなどヨーロッパ各地、オーストラリア、イスラエル、アメリカ、韓国などへ演奏旅行も続け、公演を成功させている。指揮者として、04年にはイギリスのアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックに客演、05年3月には、オランダ・バッハ協会に客演し、「マタイ受難曲」を振り、バッハ演奏のスペシャリストとして益々その評価を高める。99年度モービル音楽賞、第23回井植文化賞、2000年度音楽之友社賞、01年毎日芸術賞、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章、03年、辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金受賞。現在、東京芸術大学教授。
解説:皆川達夫(音楽史学者)
写真:皆川達夫 東京大学卒業。約6年、2回に亘ってアメリカ合衆国、ヨーロッパに留学。著書に「中世・ルネサンスの音楽」「バロック音楽」他多数。NHK-FMで1985年まで20年間続いた「バロック音楽の楽しみ」、AM第一放送「音楽の泉」の解説などで、その人柄と語り口は広く親しまれている。イタリア政府よりカヴァリエーレ勲章授与。論文「洋楽渡来考」により芸術学博士の称号を受ける。立教大学名誉教授。全日本合唱センター名誉館長。元東京大学、東京芸術大学、慶応義塾大学講師。
進行:大森博史
大森博史 1973年オンシアター自由劇場に入団、95年の解散まで中心メンバーとして活躍。自由劇場解散後は、ポーランドの演出家ルドルフ・ジョーウォの「ワーニャ伯父さん」(98年)、イギリスの演出家デヴィッド・ルヴォーの「愛の勝利」(99年)など海外の演出家との舞台や、蜷川幸雄の「三文オペラ」「ハムレット」(2001年)、世田谷パブリックシアターでの「リア王の悲劇」(04年、演出/佐藤信)、「偶然の音楽」(05年、演出/白井晃)など、数多くの舞台を踏んでいるほか、テレビドラマや映画でも多彩に活躍。
オルガン:徳岡めぐみ
写真:徳岡めぐみ 東京藝術大学音楽学部オルガン科卒業、同大学院音楽研究科修了。安宅賞受賞。ドイツ国立ハンブルク音楽大学を卒業。オルガンを植田義子、廣野嗣雄、ヴォルフガング・ツェラーの各氏に師事。2001年オランダのアルクマールのシュニットガー国際オルガンコンクールで優勝、併せて聴衆者賞も獲得する。同年、ハンブルク音楽大学でDAAD-Preis を受賞し、受賞記念コンサートをハンブルクの聖ヤコビ教会で開催する。02年、北ドイツ放送(NDR)音楽賞国際オルガンコンクールで2位を受賞。その他ドイツを初め、オランダ、ベルギー、フランスでもコンサートを行う。帰国後、第6回日本オルガン会議でのコンサートを初めとし、東京を中心にヨーロッパでもコンサートを活動的に行っている。平成17〜18年度、所沢市民文化センター・ミューズのオルガン・スクール講師を務める。現在、東京藝術大学非常勤講師、片倉キリストの教会オルガニスト、国際基督教大学オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。
筝:安藤珠希
写真:安藤珠希 生田流箏曲・地歌三絃・胡弓を安藤政輝に師事。東京芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程邦楽[生田流箏曲]専攻を修了(音楽博士)。在学中、安宅賞、野村学芸財団あらえびす賞受賞。芸術祭において「箏のこんちぇるとI・II」を企画・演奏。卒業に際し、アカンサス音楽賞(卒業優秀賞)、同声会賞受賞。2005年、「安藤珠希箏リサイタル」を開催。ビクター「宮城道雄作品大全集」CD収録。NHKテレビ、NHK−FM、FM東京に出演。2001年には「箏のこんちぇるとI」ライヴ録音が北ドイツ放送で放送される。東京交響楽団、TOMATOフィルハーモニー管弦楽団(現横浜シンフォニエッタ)とソリストとして共演などの国内活動に加えて、2002年、日中国交正常化30周年記念オペラ<ちゃんちき>北京公演参加、2005年のサラエボ国際ウィンターフェスティバルでの招待演奏など、海外でも活躍。東京芸術大学、東京聖徳学園大学非常勤講師。
合唱:バッハ・コレギウム・ジャパン
日本を代表するオルガン、チェンバロ奏者である鈴木雅明が、世界の第一線で活躍する日本のオリジナル楽器のスペシャリストを擁して、1990年に結成した本格的なバロック・オーケストラと合唱団。特にJ.S.バッハを中心とするバロックの宗教音楽を理想的に上演し、普及させることを主旨とし国内外で高く評価されている。90年4月いずみホールのオープニングコンサートでデビュー。91年3月の受難週には、東京と大阪でバッハの《マタイ受難曲》を演奏、92年からは、東京カザルスホールと神戸松蔭女子学院チャペルで『J.S.バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ』を中心とした定期演奏会を開始、97年には紀尾井ホール、98年からは東京オペラシティコンサートホールに東京定期演奏会の拠点を移し、現在に至る。精力的に国内演奏旅行を行う傍ら、海外での演奏活動も活発で、97年フランス「サン・フロラン・ル・ヴィエイユ音楽祭」を皮切りに、ヨーロッパ各地の音楽祭の常連となっている他、アメリカ、韓国、ドイツ、オランダ、イギリスなどでの公演を成功させている。95年にバッハの『ヨハネ受難曲』(キングレコード)以来30点を超えるCDをリリース、特に『バッハ:教会カンタータ全曲』(スウェーデンBIS社)は、海外でも評判となっている。
台本・演出:鈴木理雄
昭和21年生。昭和45年早稲田大学英文科卒業、同年サントリー株式会社入社。主に宣伝部でコマーシャル制作担当。他にサントリーブロードウェイミュージカルの招聘担当。「鳳蘭マイミュージカルレヴュー(青山劇場)、」「五輪真弓コンサート(NHKホール)」、「市村正親・ペールギュントの旅(サントリーホール)」、「天正少年使節と音楽の旅(サントリーホール)」などの構成、演出を手がける。
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