平成24年度事業計画書
[2012年4月1日~
2013年3月31日]
事業の概要
当財団では1979年の財団設立以来、30年以上にわたり人文科学・社会科学の分野における国際的、学際的な研究の発展と有能な人材の育成に寄与してきた。2010年に公益財団法人へ移行したのを機に研究助成事業の見直しを進めてきたが、今年度より「研究助成(公募)」において二本の助成プログラムを新たに開始する。今後とも「学芸文化振興事業」と「地域文化振興事業」の二つの公益事業を推進し、将来の日本に資する活動を行なっていきたい。
I.学芸文化振興事業
1.研究助成(公募)
広く一般より公募を行うもので、三本の助成プログラムを実施する。
「人文科学、社会科学に関する学際的グループ研究助成」では、従来どおり当該研究領域における国際的、学際的なグループ研究活動に対して助成を行う。
新たに開始する二本の助成プログラムのうち、「地域社会と文化に関するグループ研究助成」では日本の地域社会と文化に関わる学際的な研究の振興と、日本の地域社会と地域文化の発展に寄与することを目的とした独創的で学術上意義の大きいグループ研究活動に対する助成を行う。また、個人を対象とする「若手個人研究助成」は、人文科学、社会科学の分野におけるユニークで将来性のある若手研究者の発掘、支援を目的とし、学際的な視野を持った研究者の育成を目指す。
これらの研究助成プログラムにより、今後の日本と世界の学術・文化のさらなる発展に寄与することを目指したい。2.研究助成(推薦)
有識者からの推薦に基づいて行なうもので、質的水準の高い若手研究者並びに中国人研究者の研究に対して助成を実施する。
3.調査研究
社会と文化に関する国際的・学際的な調査研究について、今日の時代に則したテーマを選定し、研究者・資金等の方策を決定し、当財団の下で実施するプログラムで、日本社会をはじめ世界に対して有意義な知見の発信を目指す。
4.サントリー学芸賞
政治・経済、芸術・文学、社会・風俗、および思想・歴史の各分野において、活動顕著な新進の研究者、評論家等の独創的、冒険的な業績に対して「サントリー学芸賞」を贈呈する。
5.海外出版助成
日本の社会と文化に関する国際理解の促進のため、日本の評論、学術的研究など外国語への翻訳、海外での出版に対して助成する。特に日本人による優れた評論、学術研究で世界的レベルにあるものについても外国語による出版を助成していきたい。
II.地域文化振興事業
1.サントリー地域文化賞
地域の文化の向上につき活動顕著な個人・団体に対して「サントリー地域文化賞」を贈呈する。賞の贈呈をすることで、過疎化や高齢化の進む地方の活性化をはかり、持続可能な地域社会の実現に寄与していきたい。
2.地域文化活動支援
地域で文化活動を行う個人・団体を支援することを目的に、こうした活動に有益な情報を発信し、各地の地域文化に関する活動の相互交流と啓発の場を提供する。
当財団のウェブサイトでは、引き続きこれまでのサントリー地域文化賞受賞団体の活動内容を映像で紹介したり、現場で活躍する若手メンバーのインタビューを掲載していく。情報発信をすることで、彼らの活動を支援していきたい。
以上



