サントリー文化財団

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設立趣意

今日、世界の先進諸国は、いずれも大衆化、情報化、国際化の道を歩みながら、その過程で直面する新しい問題の解決に苦悩している。とりわけ、わが国においては、わずか一世紀間の急速な産業化と社会の近代化により、また、本来の均質で大衆社会的な文化の伝統に支えられ、この人類史的な変化のさきがけとなって、世界に先例を見ない時代に踏み出そうとしている。

社会の各分野に亘って新しい価値観が求められ、新しい生活の様式、新しい生産の目標が、人間性についての根本的な反省から確立されることが待たれている。いいかえれば、今やわが国においては政治、経済を含むすべての社会運営について、広義の文化への理解と洞察を基礎として、その再検討を行なうことが求められているといえる。

しかも、日本の場合、経済的にはすでに世界の大国でありながら、文化的には、自己の特性を普遍的な言葉で表現し、国際社会で独自の地位を認められる段階にはまだ到達していない。今後、日本が世界の中で生き、また世界の望ましい進歩に貢献するためには、国際的な視野で日本の文化と国民性の本質を再発見し、それを国の内外に向かって適切に表現する能力を養うことが基本的な条件となるであろう。

このような現状の認識に立って、わが国に課せられた問題の解決に資するために、われわれはここにサントリー文化財団を設立する。

本財団は、社会と文化をめぐる国際的、学際的な探求の深化をめざして、広い分野に亘って有能な人材を発掘援助し、独創的で冒険的な研究を助成し、あわせて世界と日本との文化的な交流の飛躍的な発展に寄与したい。そして、これによって短期的には、わが国の厳しい内外環境への対処を助け、長期的には、日本国民と世界人類の共存発展の道に貢献したいと考える。

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