サントリートップ > ニュースリリース > サントリーホール名誉館長 佐治信忠がウィーン・フィルハーモニー管弦楽団「フランツ・シャルク 金メダル」受賞
ニュースリリース
  • (ご参考資料)(2016/10/13)

サントリーホール名誉館長 佐治信忠が
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団「フランツ・シャルク 金メダル」受賞

―サントリーホール開館記念日10月12日に―

グロースバウアー ウィーン・フィル楽団長から
メダルを授与される佐治名誉館長

  贈呈された  
  「フランツ・シャルク 金メダル」  

 サントリーホール名誉館長の佐治信忠(サントリーホールディングス(株)会長)は、このたびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団「フランツ・シャルク 金メダル」を受賞しました。授賞式は、サントリーホールが30周年を迎えた開館記念日10月12日に行われました。

 「フランツ・シャルク メダル」は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ウィーン・フィル)にとって歴史的に最も関係の深い指揮者の一人フランツ・シャルク氏に由来しています。
 シャルク氏は1900年よりウィーン国立歌劇場の楽長となり、1904年から1921まで楽友協会でのコンサートを指揮しました。またウィーン国立音楽大学で1909年から1919年まで教鞭を執り、ウィーン国立歌劇場で1918年から1929年までリヒャルト・シュトラウス(1919-1924)と共に芸術監督を務めました。1931年に亡くなる最後の言葉となった「私のフィルハーモニックを見守りたまえ!」(Watch over my philharmonic!) にウィーン・フィルは応え、「フランツ・シャルク メダル」を創設し、楽団にとって真に信頼に足る個人に向けて贈呈してきました。

 金メダルは1963年以来これまでに、Dr. カール・ベーム(1966)、前楽友協会理事長Dr. ホルスト・ハシェック(1974)、ザルツブルク知事Dr. フランツ・シャウスベルガー(2002)、州首相ミヒャエル・ホイプル(2004)などが受賞されています。日本人では、サントリーホール初代館長・佐治敬三(1999)についで今回2人目になります。

[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 http://suntory.jp/HALL/

<ご参考(1)> サントリーホールについて-今年2016年10月12日で開館30周年

サントリーホールは「世界一美しい響きをめざして」を基本コンセプトに掲げ、1986年に東京初のコンサート専用ホールとして開館しました。世界的指揮者のカラヤン氏から「音の宝石箱」と称された大ホールは、日本初の「ヴィンヤード(ぶどう畑)」形式を採用。大ホール正面に位置する世界最大級のパイプオルガンは壮麗な響を奏でます。多彩な音楽シーンへの対応が可能なブルーローズ(小ホール)とともに、国内外の一流アーティストによる演奏が繰り広げられ、年間約600公演(大・小ホール合計)開催、60万人規模(開館以降の2015年末まで累計1743万人)のお客様に来場いただいています。今年の10月12日で開館30周年を迎えました。ウィーン楽友協会(オーストリア)、カーネギーホール(アメリカ)との音楽教育プログラムの提携、エスプラネード(シンガポール)との協力関係構築など、今後も音楽文化の発展に貢献していくことをめざします。

<ご参考(2)> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホール

◆「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」について
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の日本における定期公演「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」は、1999年のスタート以来、ほぼ毎年開催し、今年で15回目を数えます。世界のオーケストラの最高峰と言われるウィーン・フィルの演奏をヨーロッパ以外で定期的に聴くことができるのは、米国カーネギーホールと、サントリーホールだけです。同公演は、演奏会だけではなく、後進の育成や音楽文化の発展に寄与することをねらった特別プログラムをあわせて開催していることが特長です。未来の音楽家の育成や、聴衆を含む音楽文化醸成のために「首席奏者によるマスタークラス」「レクチャー&室内楽」「青少年のための公開リハーサル」などを開催、2009年からは、高校生、中学生に学校単位で参加いただく「青少年プログラム」を開始し、世界最高のオーケストラを直接聴くことができる、またとない機会を提供しています。

◆「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 」指揮者一覧
リッカルド・ムーティ(1999年、2005年、2008年)、小澤征爾(2000年)、サイモン・ラトル(2001年)、クリスティアン・ティーレマン(2003年)、ワレリー・ゲルギエフ(2004年)、ニコラウス・アーノンクール(2006年)、ズービン・メータ(2009年、2016年)、アンドリス・ネルソンス/フランツ・ウェルザー=メスト/ジョルジュ・プレートル(2010年)、クリストフ・エッシェンバッハ(2011年)、クリスティアン・ティーレマン及びルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ&指揮)(2013年)、グスターボ・ドゥダメル(2014年)、クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ&指揮)(2015年)

◆これまでの主な歩み
1999年以降「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」が行われるようになった背景には、サントリーホールオープン前にはじまるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ウィーン・フィル)とサントリーホール両者の友情関係がありました。

1983年1月:サントリーホール建設のための視察で、佐治敬三(当時:サントリー株式会社社長)と佐野正一(当時:株式会社安井建築設計事務所社長)がウィーン楽友協会を訪れ、ウィーン・フィルと初めて交流する。

1987年3月:サントリーホールのオープニング・シリーズの最後を飾るプログラムとして、クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルの「ベートーヴェン・チクルス」を開催。当時のウィーン・フィル楽団長レーゼル氏の依頼で、佐治敬三が会長となって「ウィーン・フィル友の会」を設立する。

1989年11月:サントリーホール建設の際のアドバイザーを自発的に務めてくれたヘルベルト・フォン・カラヤン氏がこの年の7月に急逝。11月にカラヤン夫人来日の折、ウィーン国立歌劇場の日本公演で来日中のウィーン・フィルが、サントリーホールでの「カラヤン追悼式」に出演し、モーツァルトの「フリーメイソンのための葬送音楽」を指揮者なしで演奏。

1999年3月:サントリー株式会社創立100年記念事業として、サントリー直接招聘による「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」が開催される。新楽団長のヘルスベルク氏はウィーン・フィルに特別の貢献をした人に送られる“フランツ・シャルク 金メダル”を佐治敬三に贈呈。日本人では初めての受賞者であった。その年の11月3日、佐治敬三没。追悼会には、ウィーン・フィルの前楽団長レーゼル氏と事務局長ペッヒャー氏が、追悼演奏のためにかけつけて朝比奈隆指揮のベートーヴェンの「交響曲第三番」の第2楽章を日本のオーケストラ団員と共に演奏した。

2012年4月:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」設立。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から「震災に遭われた最も大切な日本の友人たちへ、お見舞の気持ちを伝えたい」と1億円の寄付の申し出があり、長年、同楽団の日本公演のパートナーとして信頼関係を構築してきたサントリーグループもこの趣旨に賛同、サントリーホールディングス(株)が同額を拠出したマッチング・ファンドとして設立。助成事業および公演事業を行っている。2016年には、5年間の集大成として、被災地のこどもたちとウィーン・フィルメンバーがサントリーホールで10月16日に共演する。


以上