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ニュースリリース
  • No.sfa0009(2016/3/15)

第47回(2015年度)サントリー音楽賞は トッパンホール に決定

 公益財団法人サントリー芸術財団(代表理事・堤 剛、鳥井信吾)は、わが国の洋楽の発展にもっとも顕著な業績をあげた個人または団体に贈る「サントリー音楽賞」の第47回(2015年度)受賞者をトッパンホールに決定しました。

●選考経過
1.2016年1月11日(月・祝)ANAインターコンチネンタルホテル東京において、選考委員7名により第一次選考を行い、候補者を選定した。
2.引き続き3月10日(木)ホテルニューオータニ東京において最終選考会を開催、選考委員7名により慎重な審議の結果、第47回(2015年度)サントリー音楽賞受賞者にトッパンホールが選定され、3月14日(月)理事会において正式に決定された。

●賞金は700万円
●贈賞理由は下記のとおり
●選考委員は下記の7氏
伊東信宏・片山杜秀・白石美雪・長木誠司・楢崎洋子・松平あかね・三宅幸夫(敬称略・50音順)

(ご参考)サントリー音楽賞についてはこちら

<贈賞理由>

 トッパンホールは2000年10月、凸版印刷株式会社の創業100年を機に設立され、昨年の秋に開館15周年を迎えた。客席数408の親密な空間と優れた音響特性を有する日本有数の室内楽ホールだが、それに加えて、このたびは1シーズンに30回を超える主催公演が高く評価された。ハーゲン・クァルテットによるモーツァルト・ツィクルス(10月1~4日)、ピアノのピーター・ゼルキン(10月5日)、ヴァイオリンのジュリアーノ・カルミニョーラとヴェニス・バロック・オーケストラ(10月23日)、1887年製ニューヨーク・スタインウェイを用いた「アンドレアス・シュタイアー プロジェクト9」(12月8日)など、2015年の記念公演には質量ともに目覚ましいものがあった。
 またクラリネットのアンドレアス・オッテンザマー(2月26日)、ヴァイオリンのレジス・パスキエ(3月24日)、ピアノのジャン=クロード・ペヌティエ(5月8日)など、作品の知名度にとらわれない積極的なプログラミングを推進してきた功績は大きい。
 「エスポワール」や「日下紗矢子 ヴァイオリンの地平」など、日本の若手の発掘や育成を目指したシリーズ企画も充実していた。
 同ホールの主催公演で特筆に値するのが「歌曲の森~詩と音楽」のシリーズである。これまでマーク・パドモア、イアン・ボストリッジ、クリスティアン・ゲルハーヘル、ナタリー・シュトゥッツマンなどによってピアノ伴奏つき歌曲の真髄が披露されてきたが、2015年度はテノールのクリストフ・プレガルディエンとピアノのミヒャエル・ゲースによるリーダー・アーベント(5月13日、15日)がこれに続いた。リートという地味なジャンルで、これだけの企画を実現させ、しかも聴衆の幅広い支持を獲得していることは驚嘆に値すると言えよう。

<略歴>

トッパンホール

 凸版印刷株式会社の創業100周年事業として、社会文化貢献活動の一翼を担う目的で設立された。2000年10月1日開館。音楽ホール運営にクラシックを選んだ理由のひとつには、西洋という一地域で生まれた音楽が世界的に普及・発展したことに、楽譜の存在と印刷技術が大きく関わっていることがある。世界的にも稀有な“響きすぎない”クリアな音響を特徴とし、室内楽に最適な音響と木のぬくもりに満ちた親密感の高い空間を有する。席数408。
 年間30数本を数える主催事業では、徹底して質の高さにこだわって室内楽の豊かさと可能性を追究。欧米の第一線に伍すると、国内外の多くのアーティスト、聴衆から評価される独自の内容で、その企画力と実現力には高い信頼が寄せられている。開館初期から、ハーゲン・クァルテット、ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)、ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)、アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)、ティル・フェルナー(ピアノ)等のアーティストと独自プロジェクトを展開するほか、海外の有望な若手の日本初リサイタル、邦人若手の発掘・育成にも積極的、継続的に取り組み着実な成果を挙げる。ほかにも、マスタークラスやイベント等を通じたクラシックファン層の拡大、地域貢献などその取り組みは広く、独創性に富む運営はトッパンのメセナ活動としても注目を集め続けている。

 

以上