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No.11309 (2012.2.1)
RTD※1に関する消費者飲用実態調査
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| − | 最近1ヶ月に購入して飲んだお酒、RTDが新ジャンル(第3のビール)を抜き第2位に |
| − | 約7割が機能系RTDを店頭でよく見かけるようになったと回答 6割近くの人が、今後、機能系RTDの飲用機会が増えていくと考えている |
(2)アルコール度数、甘さの二極化による楽しみ方の拡大
| − | 昨年に続き、選択するアルコール度数が二極化する傾向 4割以上が以前と違ったアルコール度数を選択 |
| − | 選択する甘さも二極化の傾向 4割以上が3年前と比べ異なる甘さのRTDを選ぶように |
| − | 食事の時は甘くないRTD、癒されたい時は甘いRTD、シーン別に甘さを選択 |
(3)20代のお酒の飲用傾向
| − | 1年前と比較し、20代の自宅でお酒を飲む機会・金額がともに増加 |
| − | 自宅でお酒を飲み始めたときに最もよく飲んでいたお酒 20代では、ビール類を抜いてRTDが第1位に |
| ※1 | 「Ready to Drink」の略語。そのまますぐ飲める缶チューハイや缶カクテルなど低アルコール飲料を表しています。 |
| ※2 | 既存商品と比較し、カロリーをオフにしたものや、糖類(または糖質)をゼロ(オフを含む)にしたものの総称を表しています。 |
| ※3 | 1ケース=250ml×24本換算 |
I.RTD市場について
<市場全体の動向>
2011年のRTD市場は、東日本大震災による生産・出荷の影響があった中、1億1,940万ケース(対前年105%)と好調に推移し、過去最大の市場規模に成長しました。(図1)
お客様の嗜好の多様化を受け、引き続き好調な機能系RTDに加え、アルコール度数が高め(8%以上)のカテゴリーや低め(3%以下)のカテゴリー、ハイボール缶などが伸長したことが、市場の好調要因として考えられます。この傾向は今後も続き、2012年のRTD市場は1億2,180万ケース(対前年102%)に拡大するものと推定されます。

<世代別RTD購入世帯率の変化>
RTD市場の拡大にともない、RTDの購入世帯率は10年前と比較して各世代とも上昇しています。特に、40〜60代で伸長しており中高年の間でもRTDが浸透してきていることが推察されます。(図2)

<機能系RTDの動向>
市場規模が拡大するRTD市場において、機能系RTD市場も伸長を続けており、2011年は4,390万ケース(対前年106%)となりました。(図3)
近年の健康志向を受け、機能系RTDに対するニーズは引き続き増加傾向にあり、この傾向は今後も継続していくことが予想されます。

II.消費者飲用実態調査
<調査概要>
| ・調査会社 | (株)マクロミル |
| ・調査対象 | (1) 最近1ヵ月にアルコールを飲用した20代〜50代の男女3,000人 (2) (1)のうち、最近1ヶ月に一般的な家庭用のRTDを飲用した人1,399人 |
| ・調査方法 | インターネット調査 |
| ・調査期間 | 2011年11月12日〜11月13日 |
1.ますます定着するRTD
(1)−1)日常的に飲用するお酒として定着
| 最近1ヶ月に購入して飲んだお酒 「RTD」が「新ジャンル(第3のビール)」を抜き第2位 |
最近1ヵ月にアルコールを飲用した人に、最近1ヵ月に、自分で選択・購入して自宅で飲んだお酒について聞いたところ、「ビール」(58.1%)、「RTD」(46.6%)、「新ジャンル(第3のビール)」(40.7%)、「発泡酒」(32.5%)でした。(図4)
昨年と比較すると、RTDが新ジャンル(第3のビール)を抜いて2位となり、日常的に飲用するお酒として市場に定着してきていることがわかります。

(1)−2)今後も増加が予測される機能系RTD
| 約7割が機能系RTDを店頭でよく見かけるようになったと回答 6割近くの人が今後の飲用機会が増えていくと考えている |
最近1ヵ月にRTDを飲用した人に、3年前と現在を比較した機能系RTDのイメージについて尋ねたところ、店頭でよく見かけるようになった(69.0%)、より一般的になった(60.7%)、「多くの人が飲むようになった」(52.2%)などの回答が目立ち、機能系RTDは消費者の身近にあるものとしての認識が強くなってきているようです。(図5)
また、今後の機能系RTDの飲用機会について質問すると、「非常に増えていくと思う」(12.8%)、「まあ増えていくと思う」(44.6%)と、計6割近くの人が今後も飲用機会が増えると思っていることがわかりました。(図6)
機能系RTDは、“身近にあるもの”として認識され、今後の消費者の飲用意向も高いことがみてとれました。


2.アルコール度数、甘さの二極化による楽しみ方の拡大
(2)−1)選択するアルコール度数の変化
| 昨年に続き、選択するアルコール度数が二極化する傾向 4割以上が、以前と異なるアルコール度数を選択 ― 特に低めのアルコール度数を選択する人が増加 ― |
最近1ヵ月にRTDを飲用した人に、RTDを購入する際、アルコール度数を確認するか質問したところ、86.2%の人が「確認している」と回答、昨年(84.1%)から増加しました。(図7)
また、RTDを購入する際、アルコール度数を「確認している」と回答した人に、以前と比べRTDを選ぶ際のアルコール度数に変化があったか尋ねると、「アルコール度数が低いRTDを選ぶようになった」(20.4%)「アルコール度数が高いRTDを選ぶようになった」(23.1%)と計4割以上が、以前と異なるアルコール度数のRTDを選択していることがわかりました。昨年に引き続き、選択するアルコール度数が二極化する傾向にあることがみてとれます。
特に、アルコール度数が低いものを選ぶようになったと回答した人の増加が顕著でした。(図8)


(2)−2)選択する甘さの変化
| 選択する甘さも二極化の傾向 3年前と比べ4割以上が異なる甘さのRTDを選ぶように |
最近1ヵ月にRTDを飲用した人のうち、3年前と比較して、RTDの甘さの選び方に変化があったかどうか質問すると、「甘くないRTDを選ぶようになった」(20.7%)、「甘いRTDを選ぶようになった」20.0%と計4割以上が以前と異なる甘さのRTDを選択していることがわかりました。(図9)
アルコール度数だけでなく、選択する甘さも二極化の傾向にあることがわかります。

(2)−3)飲用シーンに合わせた甘さの選択
| 食事の時は甘くないRTD、癒されたい時は甘いRTDを選択に |
最近1ヵ月にRTDを飲用した人に、自宅でRTDを飲む際の相応しいシーンを聞いたところ、「甘くないRTD」は、「食事やおつまみなどを食べているとき」(53.8%)が、他の回答を大幅に上回る結果となりました。一方「甘いRTD」は、「体が疲れているとき」(36.0%)「ストレスがたまっているとき」(22.8%)など、癒しを求める際に飲みたいと考える人が多くみられました。(図10)
近年、ハイボール缶など甘くないRTDが伸長し甘さでも二極化が進み、それにともない自宅でRTDを飲みたいと思うシーンに合わせ、甘さを選択して楽しむ傾向が見て取れます。

3.20代のお酒の飲用傾向
(3)−1)増える20代の“家飲み”
| 1年前と比較し、20代の自宅でお酒を飲む機会・金額が増加 |
1年前と比較し、現在、自宅での飲酒機会が増えたか尋ねると、20代では、「増えた」(17.8%)、「どちらかといえば増えた」(24.1%)と計4割以上が、昨年よりも自宅での飲用機会が増えたことがわかり、他の世代と比較しても高い結果となりました。(図11)

また、1年前と比較し、現在、1ヶ月あたりに自宅で飲むお酒に使う金額が増えたか尋ねると、20代では、「増えた」(11.6%)、「どちらかといえば増えた」(25.8%)と計約4割が、昨年よりも自宅で飲むお酒に使う金額が増えたことがわかり、他の世代と比較しても高い結果となりました。(図12)
“家飲み”増加とともに、使用する金額も20代では増加傾向にあるようです。

(3)−2)20代の“お酒の入り口”はRTD
| 自宅でお酒を飲み始めたときに最もよく飲んでいたお酒 20代では、ビール類を抜いてRTDが第1位 ― 飲みやすさや手軽さ、自分の好きな味を選択できそうなどの理由から ― |
自宅で日常的にお酒を飲み始めた時に、最もよく飲んでいたお酒の種類を尋ねたところ、RTDは、20代で43.6%とビール類を抜いて第1位となり、若い世代になるにつれて、RTDが自宅で飲む“お酒の入り口”として浸透していることが分かります。(図13)

また、自宅で日常的にお酒を飲み始めた時に最もよく飲んでいたお酒をRTDと回答した20代にその理由を質問したところ、「飲みやすそうだったから」(46.1%)、「気軽に飲めそうだったから」(46.1%)、「自分の好きな味が選べそうだったから」(38.3%)などでした。(図14)
RTDは、飲みやすさや手軽さ、そして自分が好きな味を選択できそうといったイメージから、若い世代がお酒を飲むきっかけとなっているようです。

以上