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No.10546 (2009.8.31)
第19回「芥川作曲賞」
藤倉 大氏の作品「- - - as I am - - -」に決まる
「芥川作曲賞」の第19回受賞曲は、8月29日(土)午後4時から東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、藤倉 大氏作曲の「- - - as I am - - -」に決定しました。同氏には、賞状とあわせて賞金50万円が贈られました。
芥川作曲賞は、戦後のわが国音楽界の発展に多大の貢献をされた故 芥川也寸志氏の功績を記念して、サントリー音楽財団が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したものです。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行うという、作曲賞としてはわが国で初めてのユニークな試みとなっています。なお、この日、公開選考に先だって、第17回受賞者・小出稚子氏の受賞記念サントリー音楽財団委嘱作品「チョコレート」の初演が行われました。
▽第19回芥川作曲賞
藤倉 大(ふじくら・だい)
<贈賞理由>
熟達した書法、言葉の巧みな扱い方、緻密で飽きさせない構成力で、完成度の高い作品を書いたことが高く評価された。
<略歴>
1977年4月27日大阪生まれ。15歳で渡英し、トリニティ・カレッジ・オブ・ミュージックでダリル・ランズウィック、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックでエドウィン・ロックスバラ、キングス・カレッジでジョージ・ベンジャミン各氏に師事。若い作曲家であるにも関わらず、セロツキ国際作曲コンクール最年少優勝、ハダースフィールド国際音楽祭作曲コンクール優勝、武満徹作曲賞第2位受賞、国際ウィーン作曲賞(クラウディオ・アバド作曲賞)、パウル・ヒンデミット賞等、著名な作曲賞を受賞し国際的な認知を確立。ペーター・エドヴェシュやピエール・ブーレーズから評価され、ルツェルン音楽祭や英国放送協会などから委嘱、ロンドン・シンフォニエッタ、アンサンブル・モデルン、ウィーン交響楽団、シカゴ交響楽団といった世界的なオーケストラやアンサンブルに演奏されている。2009年もブラビンズ指揮フィルハーモニア管弦楽団と小川典子のためのピアノ協奏曲や複数の室内楽作品の委嘱が決まっている。2008年ギガ・ヘルツ賞特別賞、2009年尾高賞受賞。
第19回芥川作曲賞 選考経過
| 1. |
2009年4月2日(木)午後1時より東京都港区、ANAインターコンチネンタルホテル東京において第1次選考会を開催。2008年1月1日より2008年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に選考し、芥川作曲賞にふさわしい清新にして豊かな将来性を秘めた以下3作品を「第19回芥川作曲賞」の候補に選定した。選考委員は斉木由美、三枝成彰、松平頼暁の3氏。(50音順) |
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◆藤井喬梓 作曲 「ディエシスII」 |
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初演: |
2008年10月26日 国立音楽大学講堂大ホール
聴き伝わるもの、聴き伝えるもの
― 20世紀音楽から未来に向けて ― 第4夜 |
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◆藤倉 大 作曲 「- - - as I am - - -」(日本初演) |
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初演: |
2008年4月2日 シテ・ドゥ・ラ・ムジーク(パリ) |
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◆松本祐一 作曲 「広島・長崎の原爆投下についてどう思いますか?」 |
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初演: |
2008年5月25日 東京オペラシティコンサートホール
2008年度武満徹作曲賞本選演奏会
(50音順) |
| 2. |
2009年8月29日(土)、午後4時よりサントリーホールにおいて上記3曲を公開演奏(指揮=小松一彦、メゾ・ソプラノ=ローレ・リクセンベルク、管弦楽=東京フィルハーモニー交響楽団)。
演奏終了後、ステージにおいて3選考委員による公開討議(司会=沼野雄司氏)を行った結果、「第19回芥川作曲賞」受賞曲に藤倉 大氏の作曲による「- - - as I am - - -」が選定された。 |
| 3. |
公開選考終了後、直ちに同ステージにおいて贈賞式が行われ、サントリー音楽財団理事長 堤剛により賞状、賞金(50万円)が授与された。
なお、藤倉 大氏にはサントリー音楽財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。(委嘱料100万円) |
以上
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