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ニュースリリース

No.9903   (2007.9.2)

第17回「芥川作曲賞」
小出稚子氏の作品「ケセランパサラン」に決まる

第17回「芥川作曲賞」 小出稚子氏の作品「ケセランパサラン」に決まる

「芥川作曲賞」の第17回受賞曲は、9月2日(日)午後3時から東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、小出稚子氏作曲の「ケセランパサラン」に決定しました。同氏には、賞状とあわせて賞金50万円が贈られました。
芥川作曲賞は、戦後のわが国音楽界の発展に多大の貢献をされた故 芥川也寸志氏の功績を記念して、サントリー音楽財団が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したものです。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行うという、作曲賞としてはわが国で初めてのユニークな試みとなっています。なお、この日、公開選考に先だって、第15回受賞者・斉木由美氏の受賞記念サントリー音楽財団委嘱作品「アントモフォニーVI」の初演が行われました。

▽第17回芥川作曲賞
小出稚子(こいで・のりこ)

<贈賞理由>
自由奔放、かつ洗練された自然体。時間構造や持続などという従来の観念を打ち破るほどの強さを感じさせた。

<略歴>
1982年4月26日 千葉県生まれ。千葉県立千葉高等学校、東京音楽大学卒業。現在同大学大学院修士課程2年在学中。第3回、第5回東京音楽大学学長賞受賞。CCMC2007入選。これまでに作曲を、池辺晋一郎、伊左治直、遠藤雅夫、佐藤眞、福田陽、藤原豊の各氏に師事。自作自演ユニット『鬼子母神不眠ガールズ』、一人掃除用具バンド『賞味期限BPR-Jr.』、アンサンブルチーム『雨風食堂』(http://d.hatena.ne.jp/cafe-amekaze/)各メンバー。

第17回芥川作曲賞 選考経過

1. 2007年4月6日(金)午後1時より東京都港区、サントリー美術館会議室において第1次選考会を開催。2006年1月1日より2006年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に選考し、芥川作曲賞にふさわしい清新にして豊かな将来性を秘めた以下3作品を「第17回芥川作曲賞」の候補に選定した。選考委員は池辺晋一郎、一柳慧、江村哲二の3氏。(50音順)

◆小出 稚子 作曲  <ケセランパサラン>
 初演:2006年1月17日 東京音楽大学
     東京音楽大学作曲卒業演奏会

◆土井智恵子 作曲  <波跡>
 初演:2006年1月21日 山形テルサホール
     山形交響楽団第170回定期演奏会

◆山根明季子 作曲  <水玉コレクション〜ピアノと管弦楽のための>
 初演:2006年10月19日 東京オペラシティコンサートホール
     第75回日本音楽コンクール作曲部門本選会
(50音順)
2. 2007年9月2日(日)、午後3時よりサントリーホールにおいて上記3曲を公開演奏(指揮=小松一彦、ピアノ=稲垣聡、管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団)。
演奏終了後、ステージにおいて池辺晋一郎、一柳慧、原田敬子の3選考委員による公開討議(司会=白石美雪氏)を行った結果、「第17回芥川作曲賞」受賞曲に小出稚子氏の作曲による「ケセランパサラン」が選定された。
*江村哲二氏が6月に急逝されたため、選考演奏会での選考を原田敬子氏に委嘱した。
3. 公開選考終了後、直ちに同ステージにおいて贈賞式が行われ、サントリー音楽財団理事長 堤剛により賞状、賞金(50万円)が授与された。
なお、小出稚子氏にはサントリー音楽財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。(委嘱料100万円)



以上

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