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ニュースリリース

No.9882   (2007.8.10)

サントリー美術館 開館記念特別展
「鳥獣戯画がやってきた!
― 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」
会期:2007年11月3日(土・祝)〜12月16日(日)

サントリー美術館 開館記念特別展 「鳥獣戯画がやってきた! ― 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」 会期:2007年11月3日(土・祝)〜12月16日(日)
国宝 《鳥獣人物戯画絵巻 甲巻》(部分)
平安時代(12世紀) 高山寺蔵

サントリー美術館(館長:佐治信忠)は、読売新聞と共催で11月3日(土・祝)から12月16日(日)まで開館記念特別展「鳥獣戯画がやってきた! ― 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」を開催します。
日本の古美術といえば、一般には難しいという印象を持たれがちですが、そのなかでも、こどもからお年寄りまで誰もが楽しめる作品としてよく知られた絵巻があります。それがこの国宝「鳥獣戯画」(「鳥獣人物戯画絵巻」)です。遊び、飛び跳ねまわる動物たちの愉快な表情を自由闊達な筆線で描き出す本巻は、日本絵画史の一大傑作として高く評価され、また、世界から注目される日本のマンガ・アニメ文化、キャラクター文化の源流として、現代でも幅広い関心を集めています。
本展覧会では、京都・栂尾の高山寺に所蔵される「鳥獣戯画」四巻を中心に、分蔵される断簡、模本類もあわせて展示し、「鳥獣戯画」の全貌を本格的にご紹介します。
また、それぞれの系譜に連なる作品をあわせて展示することで、「鳥獣戯画」の特色として挙げられる諸要素 ―― 線描表現、ユーモア性、動物の擬人化など ―― から、「鳥獣戯画」を基軸として垣間見えてくる日本文化の本質に迫ります。

【展覧会の構成】

■鳥獣戯画、あらわる
高山寺所蔵の「鳥獣戯画」は、一部の巻には人物も描かれているため、現在では総称して「鳥獣人物戯画絵巻」と呼ばれており、甲巻・乙巻・丙巻・丁巻の四巻からなっています。これらは当初からセットであったわけではなく、さまざまな改変を経て現在の姿になったと考えられています。また、四巻それぞれに画風が異なり、制作年代についてもある程度の幅が想定されるなど、その制作過程は今もなお多くの謎に包まれています。このセクションでは、まずは「鳥獣戯画」をじっくりご覧いただき、各巻それぞれの面白さをお楽しみいただきます。また、もとは絵巻の一部だったと見られる断簡や、絵巻には出てこない場面が含まれている後世の模本もあわせて展示し、現在知ることのできる「鳥獣戯画」の全貌に迫ります。

■巧みな線描、ユーモアと諧謔(かいぎゃく) ― 白描画と戯画
「鳥獣戯画」の表現の特色としてあげられるのが、描線を主体とした表現手法です。これは色を使わずに、墨の線のみによって描き出す「白描」と呼ばれる手法で、日本では奈良時代以来の長い歴史を持っています。また本巻の中で描かれる動物たちの何とも微笑ましく活き活きとした表情や、ナンセンスで思わず笑いを誘う人物のユーモラスな様子は、「戯画」「をこ絵(嗚呼絵)」と呼ばれる1つの大きな歴史的ジャンルを形成しています。ここでは、それらの白描画と戯画の中から、「鳥獣戯画」の系譜に直接的に連なる作品群をご紹介します。

■楽しげな動物たち ― 擬人化された動物画の系譜
「鳥獣戯画」四巻の中でも特に有名なのが甲巻でしょう。この甲巻の最大の特徴は、まるで人間のように振舞う表情豊かな動物たちが登場することです。日本では擬人化された動物を主人公とした物語や絵が数多く作られ、人々を楽しませてきました。その想像/創造性とユーモアにあふれた世界は、日本では主に絵巻や版画など、手元で楽しむメディアを中心に展開していきます。ここでは、当館所蔵の絵巻を中心に、動物の擬人化をユーモラスに表現した作品を展示します。

【おもな出品作品】
国宝 鳥獣人物戯画絵巻(甲巻) 平安時代 高山寺蔵
国宝 鳥獣人物戯画絵巻(乙巻) 平安時代 高山寺蔵
国宝 鳥獣人物戯画絵巻(丙巻) 平安〜鎌倉時代 高山寺蔵
国宝 鳥獣人物戯画絵巻(丁巻) 鎌倉時代 高山寺蔵
墨画土器(長屋王邸宅跡出土) 奈良時代 奈良文化財研究所蔵
放屁合戦絵巻 室町時代 サントリー美術館蔵
雀の小藤太絵巻 室町時代 サントリー美術館蔵

【「鳥獣戯画」展会期中のエデュケーション・プログラム】
 ※プログラムご参加の方は、展覧会もご覧になれます。

A 展覧会関連プログラム
▽講演会 「遊びと美術―鳥獣戯画をめぐって」
日時 2007年11月18日(日) 14:00〜15:30
応募締切 2007年11月5日(月)
講師 佐野みどり(学習院大学教授)
定員 100名
聴講料 2,000円

▽こどもワークショップ 「鳥獣戯画でオリジナル絵巻を作ろう!」
日時 2007年11月25日(日)
 A/10:30〜12:00
 B/13:30〜15:00
 C/16:00〜17:30
応募締切 2007年11月12日(月)
講師 上野小麻里(島根県立美術館主任学芸員)
対象 小学校3〜6年生
定員 各回25名
参加料 1,000円(材料費込み)
 ※同伴される保護者の方は別途入館料がかかります。

▽ワークショップ 「鳥獣戯画の模写に挑戦!」
日時 2007年12月9日(日) 14:00〜17:00
応募締切 2007年11月26日(月)
講師 三浦耐子(武蔵野美術大学教授、日本画家)
定員 25名
参加料 2,500円(材料費込み)

B 日本文化の伝承プログラム
▽親子ワークショップ 「墨を作る にぎり墨にチャレンジ!」
日時 2007年12月2日(日)
 A/10:30〜12:00
 B/13:30〜15:00
 C/16:00〜17:30
応募締切 2007年11月19日(月)
講師 長野墨延(錦光園六代目当主)
対象 小・中学生の親子
定員 各回25組(各組親子1名ずつ)
参加料 1組2,500円(材料費込み)

C ギャラリーツアー (展覧会入館者対象。聴講無料。申込不要)
▽ギャラリートーク(学芸員による展示解説)

  11月3日(土・祝)、12月1日(土)各日18:00〜

▽フレンドリートーク(こどもから大人まで楽しめるやさしい展示解説)
  11月17日(土)、12月8日(土)各日11:00〜/14:00〜の2回
  いずれも展示室内にて。混雑時には中止する場合がございます。

●ABの応募方法 ご希望のプログラム名(こどもワークショップ、親子ワークショップはご希望の時間も)、お名前、年齢、郵便番号、住所、電話番号(メンバーズの方は会員ナンバー)を明記の上、1プログラムにつきお1人(1組)、1枚の往復はがきにて美術館「エデュケーション・プログラム」係までお申し込みください。
ホームページhttp://suntory.jp/SMA/では8月末よりお申し込みを受付ます。

※応募多数の場合は抽選、当落はイベント実施日の10日前までに郵便はがきもしくはe-mailにてお知らせします。
※応募にあたってご記入いただいた個人情報は、抽選結果通知の目的でのみ使用させていただき、イベント終了後は
  破棄します。
※メンバーズ・クラブの方の割引に関しては、「サントリー美術館ニュース」にて、ご案内いたします。

サントリー美術館 開館記念特別展
   「鳥獣戯画がやってきた! ― 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」

▼会期 2007年11月3日(土・祝)〜12月16日(日)
▼展示替え
 前期11月3日〜11月26日  後期11月28日〜12月16日
 ※ 国宝「鳥獣人物戯画絵巻」四巻は、各巻ともに前半部分を前期、後半部分を後期に展示いたします。
 ※ 断簡など、一部の作品については、前期・後期とは異なったスケジュールで展示を行う予定です。何卒ご了承ください。
▼主催 サントリー美術館、読売新聞社
▼特別協力 栂尾山高山寺
▼協力 日本航空
▼次回展覧会 「和モード ― 日本女性、華やぎの装い ― 」
  2007年12月23日(日)〜2008年1月14日(月)
【基本情報】
▼住所 港区赤坂9−7−4 東京ミッドタウン ガーデンサイド
(総合受付)ガレリア3階
▼開館時間 〔日・月・祝日〕10時〜18時 〔水〜土〕10時〜20時
※ただし11月3日(祝)、11月23日(祝)は20時まで
※いずれも最終入館は閉館30分前まで
▼休館日 火曜日
▼入館料 一般1,300円、大・高校生1,000円、中学生以下無料
【前売券】 一般 1,100円、大・高校生800円、
前後期セット券 2,100円、イブニング2枚綴り券 1,800円
※前後期セット券は、前期、後期、各1回入館可
※イブニング2枚綴り券は、水〜土曜日の18時〜20時のみ入館できる2回券
※販売は、9月1日〜11月2日まで
▼一般お問い合わせ : 03−3479−8600
▼ホームページ : http://suntory.jp/SMA/

▽プレスからのお問い合わせ:〔学芸〕三戸 〔広報〕三浦(亜)
TEL:03−3479−8604 FAX:03−3479−8644
メールでのお問い合わせ、及び プレス用画像ダウンロードのお申し込み
 http://www.suntory.co.jp/sma/press_info/



以上

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