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ニュースリリース

No.9737   (2007.3.16)

第38回(2006年度)サントリー音楽賞は
東京混声合唱団 に決定

第38回(2006年度)サントリー音楽賞は 東京混声合唱団 に決定

財団法人 サントリー音楽財団(理事長・堤剛)は、わが国の洋楽の発展にもっとも顕著な業績をあげた個人または団体に贈る「サントリー音楽賞」の第38回(2006年度)受賞者を東京混声合唱団に決定しました。

<ご参考> サントリー音楽賞についてはこちら

●選考経過
1. 2007年1月14日(日)東京・丸の内の東京會舘において、選考委員9名により第一次選考を行い、「候補者」を選定した。
2. 引き続き3月11日(日)京王プラザホテルにおいて最終選考会を開催、選考委員9名により慎重な審議の結果、第38回(2006年度)サントリー音楽賞受賞者に東京混声合唱団が選定され、13日(火)理事会において正式に決定された。

●賞金は700万円。
●東京混声合唱団の贈賞理由は別紙のとおり。
●選考委員は下記の9氏。
 礒山 雅・伊東信宏・岡田暁生・岡部真一郎・白石美雪
 楢崎洋子・沼野雄司・舩山 隆・三宅幸夫
                             (敬称略・50音順)

<贈賞理由>

1956年、東京藝術大学声楽科の卒業生によって創設された東京混声合唱団は、創立50周年を迎えた2006年、これまでにも増して活発な演奏活動を展開した。首席客演指揮者ヴォルフディーター・マウラーによる第207回定期演奏会(12月16日・第一生命ホール)では、オブレヒト「サルヴェ・レジーナ」をはじめとする古典作品でアンサンブルの高度な水準を示し、常任指揮者松原千振による第206回定期演奏会(10月12日・東京文化会館小ホール)では、クレーク「私の小鳥よ」など、ラトヴィアとエストニアを代表する作曲家の現代作品を積極的に紹介し、合唱音楽のレパートリーの拡充につとめている。
しかし、東京混声合唱団の最大の功績は、なんといっても国内外の現代作曲家への新作委嘱にある。創立50周年記念特別演奏会(5月24日・紀尾井ホール)の時点で、委嘱作曲家が101人、委嘱作品が179曲に達するという。この圧倒的な数字だけからも、この団体が戦後の日本音楽界に果たしてきた役割が明らかとなろう。そして、この記念演奏会では委嘱第一作、清水脩の「台湾ツウオ族の歌」(桂冠指揮者田中信昭の指揮)をはじめとして、間宮芳生の「合唱のためのコンポジション第1番」や林光の「水ヲ下サイ」(いずれも作曲家自身の指揮)などの委嘱作品が上演された。このように時代も様式も異なる作品を並べた記念演奏会は、その多くが合唱コンクールなどで歌い継がれているように、いってみれば20世紀後半における日本合唱音楽の総括とでも呼ぶべき演奏会であり、歴史の生きた証言として高く評価されるべきものであろう。
上記の理由により、東京混声合唱団の活動を讃えて「第38回(2006年度)サントリー音楽賞」を贈賞する。

<略歴>
東京混声合唱団(理事長 田中信昭)

1956年東京藝術大学声楽科の卒業生により創設。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。
創立以来行っている作曲委嘱活動は180曲を超え、再演を続け、近年では海外にも委嘱を拡大し成果をあげている。
レパートリーは日本の現代作曲家の合唱作品を中心に、古くはグレゴリオ聖歌からリゲティをはじめとする世界の現代作曲家の膨大な西欧合唱作品を網羅している。
年間100ステージを超える一般公演や児童対象のコンサートのほか内外のオーケストラとの共演、オペラ公演への出演、ラジオ、テレビなど多彩。加えて海外へは1979年アセアン5ヶ国公演(故宮本昭嘉指揮)。1987年、ニューヨークほか7都市でのアメリカ公演(田中信昭指揮)、1997年からは常任の松原千振指揮により2年毎のヨーロッパ、カナダ公演を連続4回実施、優れた日本の現代作品を広く海外紹介している。2006年創立50周年には、10回の定期演奏会、10都市での特別公演、合唱王国エストニア、ラトヴィア公演を開催した。
受賞歴 : 文化庁芸術祭大賞、音楽之友社賞、毎日芸術賞、京都音楽賞大賞、
レコード・アカデミー賞など。
指揮者 : 桂冠指揮者 田中信昭、常任指揮者 松原千振、指揮者 大谷研二、
首席客演指揮者 ヴォルフディーター・マウラー
長年にわたり音楽監督を務めた岩城宏之を昨年6月失った。



以上

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