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2006年10月
<ご参考資料>
サントリー株式会社
カロリー調整食品の有効性、及び空腹感に関する
最新の研究成果について
第27回 日本肥満学会で発表
サントリー(株)健康科学研究所(所長:木曽良信、大阪府三島郡島本町)は、L−カルニチン及びキシロオリゴ糖の配合を特徴とするカロリー調整食品の継続摂取による体重、体脂肪、臍部周囲径などの減少効果ならびに脂肪燃焼促進効果について、京都大学、岡山県立大学、京都医療センターとの共同研究により明らかにし、さらにL−カルニチンの配合により空腹感が抑えられることを見出したので、第27回 日本肥満学会(2006年10月27日−28日、兵庫県)にて発表します。
今回の発表骨子は、以下のとおりです。
▼発表演題:
「新フォーミュラ食を用いたカロリー制限の有効性、及び空腹感に関する検討」
▼発表者:
サントリー(株)健康科学研究所 堀川千賀、江川 香、吉村麻紀子、前田哲史 ほか
京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授 森谷敏夫 ほか
岡山県立大学 保健福祉学部 講師 永井成美 ほか
国立病院機構 京都医療センター 臨床研究センター予防医学研究部 坂根直樹
●カロリー調整食品(フォーミュラ食)とは
ダイエット中の食事として、栄養バランスの管理とカロリーコントロールを手軽に行える食品です。近年、フォーミュラ食として肥満治療のための食事療法の中でも用いられていますが、一般の方を対象としたダイエット健康食品のカロリー調整食品としても注目を集めています。
●L−カルニチンとは
骨格筋や心臓の筋肉に多く存在し、脂肪を細胞内のミトコンドリアへ運ぶ重要な役割を持ち、カロリーの消費や脂肪燃焼に関わっています。加齢に伴って減少することが知られています。本成分を補うことにより、脂肪燃焼効果及び痩せにくくなった中高年の体質改善効果をさらに高めることが期待できます。
<研究の背景>
サントリー(株)健康科学研究所では、大学や医療機関と共同して、カロリー調整食品(フォーミュラ食)に関する研究を進めています。必要量のタンパク質、ビタミン、ミネラルを含み、低カロリーであるカロリー調整食品は、減量のための効果的で安全な手段として食事療法にも広く取り入れられています。
今回の研究では、L−カルニチン及びキシロオリゴ糖の配合を特徴とするカロリー調整食品の一食代替による減量効果及び脂肪燃焼効果を検討しました。また、食事療法が中断される要因の一つであるカロリー調整食品への代替に伴う空腹感を低減する作用があることも検討しました。
<試験(1): 減量及び脂肪燃焼促進効果の検討>
成人男女12名において、1日の食事三食のうちの一食をL−カルニチン及びキシロオリゴ糖を配合したカロリー調整食品(表1)で代替し、これを4週間継続した後、体重、体脂肪率、臍部周囲径、血中脂質・糖質、エネルギー代謝の変化を調べました。なお、カロリー調整食品は、粉末50gを約350mlの水に溶かして飲用させました。
表1. カロリー調整食品 1食中の主な栄養成分(1食50gあたり)
その結果、すべての人で、カロリー調整食品を摂取する前に比べて、体重、体脂肪率、臍部周囲径が減少しました(図1)。
図1. 一食代替によるカロリー調整食品の減量効果
また、血中総コレステロール、中性脂肪、血糖値のいずれも有意に改善しました(図2)。
図2. 一食代替によるカロリー調整食品の脂質代謝、糖質代謝改善効果
さらに、4週間継続摂取の開始時及び終了時に、エネルギー代謝について測定を行いました。安静時のエネルギー代謝について5分間測定した後、エルゴメーターによる運動負荷時のエネルギー代謝について15分間測定を行いました。酸素消費量、呼吸商の測定により炭水化物と脂肪の利用率を求めた結果、安静時及び運動負荷時ともに、脂肪の利用率が有意に上昇し、その上昇は約2倍となることが明らかとなりました(図3)。
図3. 一食代替によるカロリー調整食品の脂肪燃焼促進効果
<試験(2): L−カルニチン配合による空腹感低減作用の検討>
成人女性12名に、L−カルニチン及びキシロオリゴ糖を配合したカロリー調整食品(表2・L−カルニチン(+))、またはその中からL−カルニチンのみを除いたカロリー調整食品(L−カルニチン(−))を朝食として摂取させ、経時的に空腹感を比較しました。空腹感の評価は、100mmの直線上にそのときの主観的な空腹感をマークするVAS(Visual Analogue Scale)法を用いました(図4)。
表2. カロリー調整食品(L−カルニチン(+)) 1食中の主な栄養成分(1食50 gあたり)
図4. VASによる空腹感の評価
その結果、L−カルニチン(+)のカロリー調整食品を摂取した場合、L−カルニチン(−)のカロリー調整食品と比べて、有意に空腹感が抑えられることがわかりました(図5)。
図5. L−カルニチン配合によるカロリー調整食品の空腹感低減効果
<結論>
L−カルニチン及びキシロオリゴ糖の配合を特徴とするカロリー調整食品を1日の食事三食のうち一食を代替することにより、体重・体脂肪・臍部胴囲径の減少、さらに脂質代謝・糖質代謝の改善、及び脂肪燃焼促進効果が認められました。また、L−カルニチンを配合しないカロリー調整食品と比べて、空腹感が抑えられることが明らかとなりました。
以上の結果より、L−カルニチン及びキシロオリゴ糖を配合したカロリー調整食品は、空腹感による途中脱落を減少させ、体重、体脂肪、臍部周囲径などの減少効果とともに、体脂肪を燃焼しやすい体質へと改善することが示唆されました。
▼日本肥満学会について
日本肥満学会は、肥満に関する問題の究明及び解決のための研究発表、情報交換、啓発を目的として、1980年に肥満研究会として発足し、1984年に日本肥満学会として発展し、現在の会員は1,900名に達しています。
今回は第27回目の学術大会となります。
以上
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