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ニュースリリース

No.8889   (2004.8.29)

第14回「芥川作曲賞」決まる
三輪 眞弘氏の作品「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」に

第14回「芥川作曲賞」決まる 三輪 眞弘氏の作品「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」に

 「芥川作曲賞」の第14回受賞曲は、8月29日(日)午後3時から東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、三輪眞弘氏作曲の「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」に決定しました。同氏には、賞状とあわせて賞金50万円が贈られました。
 芥川作曲賞は、戦後のわが国音楽界の発展に多大の貢献をされた故 芥川也寸志氏の功績を記念して、サントリー音楽財団が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したものです。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行うという、作曲賞としてはわが国で初めてのユニークな試みとなっています。なお、この日、公開選考に先だって、第12回受賞者・夏田昌和氏の受賞記念サントリー音楽財団委嘱作品「重力波」の初演が行われました。

▽第14回芥川作曲賞
 三輪 眞弘(みわ・まさひろ)

<贈賞理由>
西洋音楽の発想とは全く違う独創性溢れるアイデアと透明感のある新鮮な音響の魅力が 高く評価された。

<略歴>
1958年11月27日東京生まれ。1974年都立国立高校入学以来、友人と共に結成したロックバンドを中心に音楽活動を始め1978年渡独。国立ベルリン芸術大学で作曲をイサン・ユンに、1985年より国立ロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事する。1985年ハムバッヒャー国際作曲コンクール(ドイツ)佳作、1989年第10回入野賞第1位、1991年「今日の音楽・作曲賞」第2位、1992年第14回ルイジ・ルッソロ国際音楽コンクール(イタリア)第1位、1995年村松賞新人賞などを受賞。著書「コンピュータ・エイジの音楽理論」、オペラ「新しい時代」、インスタレーション作品「またりさま人形」、作品集CD「赤ずきんちゃん伴奏器」、「東の唄」、「昇天する世紀末音楽」シリーズ、「新しい時代信徒歌曲集」「言葉の影、またはアレルヤ」などを発表し、多岐に渡る活動を続ける。IAMAS(岐阜県立情報科学芸術大学院大学)教授。「方法主義」同人、「フォルマント兄弟」の兄。
URL: http://www.iamas.ac.jp/~mmiwa/

第14回芥川作曲賞 選考経過

1. 2004年4月13日(火)午後7時30分より東京池袋、ホテルメトロポリタンにおいて第1次選考会を開催。2003年1月1日より2003年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に選考し、芥川作曲賞にふさわしい清新にして豊かな将来性を秘めた以下3作品を「第14回芥川作曲賞」の候補に選定した。選考委員は猿谷紀郎、野平一郎、湯浅譲二の3氏。(50音順)

◆壺井 一歩 作曲  <星投げびと>
 初演:2003年5月25日 東京オペラシティコンサートホール
     コンポージアム2003「2003年度武満徹作曲賞本選演奏会」

◆三輪 眞弘 作曲  <村松ギヤ・エンジンによるボレロ>
 初演:2003年6月5日 カイロ・オペラハウス
     Japanese-Egyptian Concert with Electromedia Music

◆渡辺 俊哉 作曲  <ポリテクスチュア>
 初演:2003年10月23日 東京芸術劇場大ホール
     オーケストラ・プロジェクト2003
                                      (50音順)
2. 2004年8月29日(日)、午後3時よりサントリーホールにおいて上記3曲を公開演奏(指揮=小松一彦、管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団)。
演奏終了後、ステージにおいて3選考委員による公開討議(司会=沼野雄司氏)を行った結果、「第14回芥川作曲賞」受賞曲に三輪眞弘氏の作曲による「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」が選定された。
3. 公開選考終了後、直ちに同ステージにおいて贈賞式が行われ、芥川作曲賞運営委員会委員長 岩井宏之氏により賞状、賞金(50万円)が授与された。
なお、三輪眞弘氏にはサントリー音楽財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。(委嘱料100万円)



以   上

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