メインコンテンツへ

ニュースリリース

No.8873   (2004.8.18)



サントリーミネラルウォーターレポート
〜 記録的な猛暑で販売好調なミネラルウォーター市場 〜

サントリーミネラルウォーターレポート


1.ミネラルウォーター市場について

〜 記録的な猛暑で販売好調なミネラルウォーター市場 〜

1970年代前半に、業務用市場で販売されて以来、自然、健康ブームや水道水の不安、“おいしい水”へのニーズなどから、ミネラルウォーターに対する消費者の関心がますます高まっています。今後の市場拡大の可能性も含め、現在の日本および世界の水の市場を中心にレポートします。

2.ミネラルウォーター消費者飲用動向調査

1991年から当社で実施している消費者対象の飲用動向調査の2004年度版です。確実に定着しているミネラルウォーターの現状と今後をレポートします。

3.参考資料

 ・「硬水」「軟水」について
 ・「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」
  「ボトルドウォーター」の違い

1‐1.日本のミネラルウォーター市場について

2004年7月の状況

〜 記録的な猛暑でミネラルウォーターの販売が好調 〜

●過去最高の単月販売数量を記録
2004年7月は、記録的な猛暑の影響で、ミネラルウォーターは好調な販売となっています。7月単月のミネラルウォーター総市場は1,500万ケース(前年比136%)を超え、単月で過去最高の販売数量となったものと推定されます。また、「サントリー天然水」の7月単月の販売実績も過去最高となる360万ケース(前年比159%)を達成しました。

●気温に加え、ミネラルウォーター市場の裾野の広がりが数量を支える
このような販売好調の要因としては、気温の上昇はもちろんのこと、ミネラルウォーター市場の裾野の広がりが数量を支えているものと考えられます。本年と同じく、猛暑だった2001年7月と比較しても、ミネラルウォーター総市場の販売数量の伸びはより大きくなっています(図1)。これは、ミネラルウォーターがより深く生活に浸透していることに加え、多様化するお客様のニーズに応じてミネラルウォーターの種類が増加していることなどにより、市場の裾野が広がっているためと考えられます。

(図1)7月単月 ミネラルウォーター市場数量と気温
(図1)7月単月 ミネラルウォーター市場数量と気温
昨年までの状況

〜 ミネラルウォーター市場は3年連続の伸長、
   昨年は冷夏にも関わらず、前年比109%の伸び 〜

 日本のミネラルウォーターの歴史は、1970年代前半、業務用市場で販売された瓶入りのミネラルウォーターにまでさかのぼります。その後、様々な時代背景を反映しながら、ミネラルウォーターは着実に日本人の生活の中に浸透してきています(図2)。

●1980年代後半 〜家庭用市場への広がり
自然・健康ブームに加えて、海外旅行の増加によってミネラルウォーターに接する機会が増えたことなどから、ミネラルウォーターは、それまでの業務用市場から家庭用市場へも広がり始めました。

●1990年代 〜家庭用市場で大きく伸長
1990年代に入って、マンションの貯水タンクの汚れや水道水の問題が報道されるようになりました。これを受けて、家庭用のミネラルウォーターの消費量は、国産は水道水の代替品として、輸入も1993年のブームによって、ともに大幅に拡大しました。
1994年の猛暑・水不足による需要増や災害時の備蓄用への意識の高まりにより、ミネラルウォーターは、家庭における日常品としての地位を確実なものにしていきます。
しかしながら、1995年秋の異物混入事件により輸入ミネラルウォーターが大幅に減少した影響を受け、1996年の家庭用ミネラルウォーター市場は‘90年代で初めて前年を下回る結果となりました。一方でこの事件によって、ミネラルウォーターの安全性、品質に対する信頼がミネラルウォーター購入時のポイントとして消費者に大きく意識されるようになります。
1996年4月に国産小容量ペットボトル製品の販売が解禁。これにより、ミネラルウォーターの飲用オケージョンが広がり、国産ミネラルウォーターの消費量は大幅に増加しました。

●2000年以降
・「2000年問題」特需も超え、右肩上がりの上昇
いわゆる「Y2K」問題により、家庭でミネラルウォーターを備蓄するという人が増え、1999年のミネラルウォーター市場は前年比3割増と大幅に伸長しました。
2003年は冷夏にも関わらず1,464千キロリットルと、前年比109%の伸びを見せ、不景気の中にあっても右肩上がりを続けています。(日本ミネラルウォーター協会調べ)
・消費の多様化と消費者意識の高まり〜『選択・使い分け』の時代へ
近年、新しいタイプのミネラルウォーターが続々と登場しています。また、宅配サービスでミネラルウォーターを提供したり、レストラン等にて有料の水を提供したりと、種類も販路も多様化しつつあります。
多様化するミネラルウォーターの中から、自分自身の選択基準に合ったミネラルウォーターを選び、さらに様々なシチュエーションに応じて使い分けるような動きも出てきているようです。

(図2)日本のミネラルウォーター市場推移

(図2)日本のミネラルウォーター市場推移

●輸入ミネラルウォーターの動き
 輸入ミネラルウォーターは、2003年は対前年比で25.3%の伸長となりました。輸入国別にみてみると、7割強をフランスが占め、続いてアメリカ(20%)、イタリア(2%)、カナダ(2%)となっています。
(日本ミネラルウォーター協会調べ・図3)

(図3)輸入国別構成比

(図3)輸入国別構成比

●「サントリー天然水」の販売実績推移
 2003年「サントリー天然水(*)」販売実績は、対前年比110%、2,130万ケースの販売となりました。(図4)
 *2003年度販売実績数は「サントリー天然水(南アルプス)」と「サントリー天然水(阿蘇)」の合計

(図4)「サントリー天然水」販売実績推移
   ※1990年の販売実績を100%とした伸び率

(図4)「サントリー天然水」販売実績推移※1990年の販売実績を100%とした伸び率

●日本の国民1人あたりの年間消費量推移
 日本の国民1人あたりのミネラルウォーター年間消費量は、ミネラルウォーター消費量の伸長に伴って増加しており、1998年の6.9リットルから2003年の11.5リットルと、5年の間に倍近い量となっています。
(日本ミネラルウォーター協会調べ・図5)

(図5)日本の国民1人あたりの年間消費量推移(単位:リットル)

(図5)日本の国民1人あたりの年間消費量推移(単位:リットル)
2. 20〜59歳の男女500人に聞く
ミネラルウォーターの飲用実態
〜 安定して消費されるミネラルウォーターと消費者意識の高まり 〜

<調査結果の概要>

●この1年間に飲み水として利用したもの
「ミネラルウォーター(店頭・自販機で購入するもの)」の飲用率は9割(90.6%)、次いで「自宅の浄水器の水」(52.2%)

●ミネラルウォーターと他の飲み水の併用状況
「ミネラルウォーターのみ」の利用者と、「浄水器の水」の併用者が約半々。

●ミネラルウォーターのカテゴリー別利用状況
銘柄別の利用実態に関して、「国産系」の利用者が総利用者の51.5%、「輸入系」 24.9%を占める。

●ミネラルウォーターを利用するようになったきっかけ
「おいしい水が飲みたくて」(49.7%)、「水道水に不安があって」(34.2%)
──“おいしさ”“信頼性”がキーポイント

●ミネラルウォーターを利用する理由
「おいしいから」(58.7%)、「安心だから」(40.4%)、「水道水が不安だから」(23.4%)
── ここでも“おいしさ”“信頼性”が主な理由

●ミネラルウォーターを飲むのはどのような時か
「風呂上り」(37.7%)、「レジャーの時」(32.5%)、「スポーツ・運動時」(23.8%)
── 体が水分を欲している時が中心だが、その他にも様々な機会に飲用

●ミネラルウォーターの現在の用途とこれから使いたい用途
「ミネラルウォーター」は〈現在〉〈これから〉とも「そのまま飲む水」が圧倒的で、〈これから〉はお茶系や水割り、料理への意欲が

●今後「飲み水」として利用していきたいと考えているもの
「ミネラルウォーター(店頭で購入するもの)」(56.0%)と「自宅の浄水器の水」(49.4%)の利用意向が特に高く、「水道水」は1割程度(10.4%)

●『硬水』と『軟水』に対するイメージ
4人に3人強(76.0%)の人が『硬水』と『軟水』の区別を認知。

●ミネラルウォーターの中味を表す各基準の認知
「ナチュラルミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」などの基準については「知っている名前と知らない名前がある」人が多く(47.2%)、認知度はまだまだ

 ミネラルウォーター市場は、近年著しく規模が拡大しており、今や日常生活には欠かせないものとなってきています。
 このような市場動向の中で当社では、ミネラルウォーターがどのように飲用されているのか、飲用頻度、飲用機会や購入実態などを明らかにすることを目的に、1991年より毎年ミネラルウォーター市場動向調査を実施しています。なお、本年度より調査対象を「家庭でミネラルウォーターを飲む人」に限定することをやめ、より一般的な消費者を対象に、ミネラルウォーターをはじめ飲み水全般に対する意識と利用実態を聞いています。

《ミネラルウォーター市場動向調査》
1. 調査対象
首都30km圏内に居住する20〜59歳の男女個人で、昨年の6月以降に以下の5種類 のいずれかを飲み水として利用した人を対象としました。
 a)ミネラルウォーター(店頭・自販機で購入するもの)
 b)宅配サービスのミネラルウォーター
 c)スーパー店頭等で、セルフサービスで詰める水
 d)自宅の浄水器(水道直結式のアルカリイオン整水器、浄水器の水)の水
 e)レストラン・カフェ・バーなどで注文する有料の水
*昨年までの「家庭でミネラルウォーターを利用している人」のみを対象とした調査からは調査対象が広がっており、本来的には比較に適さないため、原則として過去データとの比較は行っていません。
2. 調査対象の抽出方法
調査地点を無作為に抽出し、地点内に居住する男女を対象にスクリーニング調査を実施し、対象条件に該当する人に調査を依頼しました。
3. 調査方法
調査票を用いた直接面接法により行いました。
4. 調査期間
2004年6月26日〜7月9日
5. 標本構成
500人(男女各250名)

調査概要は以下の通りです。


(1)この1年間に飲み水として利用したもの

「ミネラルウォーター(店頭・自販機で購入するもの)」の飲用率は9割(90.6%)、
次いで「自宅の浄水器の水」(52.2%)

 『ミネラルウォーター(店頭・自販機で購入するもの、以下ミネラルウォーター)』『宅配サービスのミネラルウォーター』『スーパー店頭等で、セルフサービスで詰める水』『自宅の浄水器の水』『レストラン・カフェ・バーなどで注文する有料の水』の5種類の水それぞれについて、この1年間に飲み水として利用したかどうかを聞きました。
 その結果、『ミネラルウォーター』は、「飲んだ」という人が9割(90.6%)と圧倒的多数を占めており、「この1年間は飲んでいない」(9.2%)や「飲んだことがない・知らない」(0.2%)は少数にとどまっています。
 次いで飲用率が高いのは『自宅の浄水器の水』で、「飲んだ」人が半数強(52.2%)を占めていますが、「飲んだことがない・知らない」(36.2%)という人もかなりの割合に達しています。

[図8]この1年間に飲み水として利用したもの

[図8]この1年間に飲み水として利用したもの

(2)“ミネラルウォーター”と他の“飲み水”の併用者の利用状況

「ミネラルウォーターのみ」の利用者と「自宅の浄水器の水」との併用者が約半々。

 次に、『ミネラルウォーター』を利用する人の、『浄水器の水』など他の飲み水との併用状況を調べました。
 『ミネラルウォーターのみ』の利用者(46.0%)が約半数、ほぼ同率で『ミネラルウォーターと浄水器の水』の併用者(45.0%)となり、両者でほぼ9割を占めているという結果になりました。

[図9]ミネラルウォーター利用者の他の飲み水の併用状況

[図9]ミネラルウォーター利用者の他の飲み水の併用状況

(3) ミネラルウォーターのカテゴリー別利用状況

銘柄別の利用実態に関して、「国産系」の利用者が総利用者数の51.5%、
「輸入系」は24.9%を占める

 近年様々なミネラルウォーターが販売されていますが、ミネラルウォーターの利用者は、それら多様なミネラルウォーターを使い分けているのでしょうか。状況を把握するため、ミネラルウォーターの利用者に、具体的な利用銘柄(複数回答可)とその利用実態を聞きました。
 銘柄別の利用実態を見て、利用実態が似通っていて一つに取りまとめられるものを、「国産系」(サントリー天然水等)と「輸入系」(ヴィッテル等)にカテゴライズしました。また、一つに取りまとめられないものは「その他」(100%深層水)としました。「国産系」の利用者は、総利用者数の内51.5%【N=485】、「輸入系」は24.9%を占めています【N=234】。

[図10]カテゴリー別利用者数内訳

[図10]カテゴリー別利用者数内訳

(4) ミネラルウォーターを利用するようになったきっかけ

「おいしい水を飲みたくて」(49.7%)の“味”、
「水道水に不安があって」(34.2%)の“信頼性”などが中心

 『ミネラルウォーター』の利用者全員に対して、『ミネラルウォーター』を利用するようになったきっかけを聞いてみました。その結果は、「おいしい水を飲みたくて」の“味”をほぼ半数(49.7%)の人があげ、最も多くなっています。第二位は「水道水に不安があって」(34.2%)。以下「お手頃価格だったので」(23.2%)、「品質がよさそうだったから」(21.2%)、「健康のために」(17.2%)などが続きました。
まず“おいしさ”、そして“信頼性”が利用の大きなきっかけとなっていることがわかります。

[図11]ミネラルウォーターを利用するようになったきっかけ

[図11]ミネラルウォーターを利用するようになったきっかけ

 なお、カテゴリー別にみると、「国産系」は、「おいしい水を飲みたくて」「水道水に不安があって」「お手頃価格だったので」といった“味”“信頼性”“価格”といった項目が上位を占め、一方「輸入系」は、「おいしい水を飲みたくて」「お店で見て」「丁度よい容量だったので」「品質がよさそうだったから」の4項目が共通して上位を占めました。「輸入系」は、「お店で見て」「丁度よい容量だったので」が上位なことから、店頭で認知し、持ち運びやすく使いやすい容量だから購入する、という<外>での利用シーンが想起されます。


(5) ミネラルウォーターを利用する理由

「おいしいから」(58.7%)、「飲みやすいから」(29.1%)の“味”、
「安心だから」(40.4%)、「水道水が不安だから」(23.4%)の“信頼性”、
「手頃な価格だから」(30.5%)の“価格”などが大きな理由

 次に、『ミネラルウォーター』を利用する理由をあげてもらったところ、先にみた“きっかけ”と同じく「おいしいから」(58.7%)が最大の理由となっており、「飲みやすいから」(29.1%)なども上位にきている事から、“味”を重視する傾向にあるようです。次いで「安心だから」(40.4%)、「水道水が不安だから」(23.4%)といった“信頼性”、「手頃な価格だから」(30.5%)の“価格”が続いています。

[図12]ミネラルウォーターを利用する理由

[図12]ミネラルウォーターを利用する理由

 また、カテゴリー別にみると、「国産系」は「おいしいから」「安心だから」「手頃な価格だから」といった項目が上位を占めました。「輸入系」に関しては、「おいしいから」「飲みやすいから」「安心だから」「飲みよい・使いやすい容量なので」が共通して上位にあがりました。「おいしいから」「飲みやすいから」と“味”を非常に重視しつつも、「飲みよい・使いやすい容量なので」と、ここでも持ち運びやすい・利用しやすい、<外>での利用に適した容量であることを評価しています。

 なお、「国産系」「輸入系」以外の、「その他」のカテゴリーでは、利用の理由が「健康にいいから」(60.9%)、「美容にいいから」(52.2%)という、健康・美容意識が非常に高い銘柄もありました。ミネラルウォーターを利用するきっかけも期待価値も分化が進んでいるようです。


(6)ミネラルウォーターを飲むのはどのような時か

飲用機会トップは「風呂上り」(37.7%)
以下、「レジャーの時」(32.5%)、「スポーツ・運動時」(23.8%)など
“体が水分を欲している時”が上位だが、その他にも様々な機会に飲用

 『ミネラルウォーター』を飲むのはどのような時かをみると、「風呂上り」(37.7%)が最も多く、次いで「レジャーの時」(32.5%)、「スポーツ・運動時」(23.8%)など、やはり体が水分を欲している時が上位を占めています。以下「仕事中」(22.7%)、「外出から帰った時」(22.1%)、「くつろいでいる時」(20.8%)、「朝起き抜け」(20.3%)などが続き、ミネラルウォーターを飲むシーンは水分補給に限らず、多岐にわたっているようです。

[図13]ミネラルウォーターを飲むのはどのような時か

[図13]ミネラルウォーターを飲むのはどのような時か

 カテゴリー別では、「国産系」は「風呂上り」「くつろいでいる時」「外出から帰った時」「朝起き抜け」の4項目が上位を占め、<家庭内>での利用が主であることがうかがえます。
 一方「輸入系」では「レジャーの時」「仕事中」「スポーツ・運動時」が上位で、<外>で利用されていることがわかります。


(7) ミネラルウォーターの現在の用途とこれからの用途

ミネラルウォーターの用途は〈現在〉〈これから〉とも「そのまま飲む水」が圧倒的。
〈これから〉はお茶系や水割り、料理への意欲が

 『ミネラルウォーター』を現在どのような用途に使っているか、またこれから使いたい用途は何かについて聞きました。
 まず【現在の用途】をみると、「そのまま飲む水」(98.9%)はほぼ100%の人があげています。以下「水割り用の水」(20.1%)「濃縮飲料を薄める水」(13.9%)「日本茶・コーヒー・紅茶の水」(12.4%)「水出し麦茶などの水」(12.4%)「製氷用の水」(9.3%)など、飲み物に関連する用途が多くみられるようです。
 次に【これから使いたい用途】をみると、「そのまま飲む水」(96.2%)はやはり100%近い人があげています。以下「水出し麦茶などの水」「水割り用の水」「日本茶・コーヒー・紅茶の水」「濃縮飲料を薄める水」「製氷用の水」など、これからの用途としても、飲み物に関連する用途が多くみられます。現在の用途と比べ2倍以上の伸びをみせている項目も多く、今以上に飲み物へ利用したい、という意向が顕著なようです。また、「ごはんを炊く水」、「味噌汁を作る水」など料理用としての回答も多いことから、ミネラルウォーターの用途はこれからも広がっていくと考えられます。

[図14]ミネラルウォーターの用途、これから使いたい用途

[図14]ミネラルウォーターの用途、これから使いたい用

 カテゴリー別では、「国産系」は【これから使いたい用途】としては、そのまま飲む水や飲み物や、料理への利用意向も見られました。「輸入系」は【現在】も【これから】も、「そのまま飲む水」としての利用が主となっています。


(8)今後「飲み水」として利用していきたいもの

「ミネラルウォーター(店頭で購入するもの)」(56.0%)と
「自宅の浄水器の水」(49.4%)の利用意向が特に高く、
「水道水」は1割程(10.4%)

 今後「飲み水」として利用していきたいと考えているものは何かを全員に聞きました。その結果、「ミネラルウォーター(店頭で購入するもの)」(56.0%)が最も多く、次いで「自宅の浄水器の水」(49.4%)も半数近くで、この2つの水を利用したい人が多いようです。「スーパー店頭等で、セルフサービスで詰める水」(12.4%)は1割を越えてきています。「水道水」(10.4%)を利用したいという人も、1割程度いるようです。先にみたように、ミネラルウォーターと他の水との併用者が増えてきている事から、いろいろな種類の飲み水を使い分けていこうという意識があるようです。

[図15]今後「飲み水」として利用していきたいもの

[図15]今後「飲み水」として利用していきたいもの

(9)「硬水」と「軟水」に対する認知度

4人に3人強(76.0%)の人が『硬水』と『軟水』の区別を認知
詳しい内容については「わからない」人も多い

 水は、その含有成分によって、『硬水』と『軟水』に分けられますが、この区別を知っているかどうかをみると、「知っている」という人が4人に3人強(76.0%)と多数を占めています。なお、昨年の結果を見ると、「知っている」という人が6割強(64.0%)でした。
 この結果を見るかぎり、ミネラルウォーターの普及ともあいまって、『硬水』と『軟水』の区別があることがよく知られてきているといえます。
 しかし、「知っている」と答えた人にその内容について詳しく聞いてみると[図17]、「わからない」人も多く、特徴まではまだあまり理解されていないことがわかります。

[図16]水には「硬水」と「軟水」があることを知っているか

[図16]水には「硬水」と「軟水」があることを知っているか

[図17]各項目は『硬水』と『軟水』のどちらに該当すると思うか

[図17]各項目は『硬水』と『軟水』のどちらに該当すると思うか

(10)ミネラルウォーターの中味を表す各基準の認知

「ナチュラルミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」などの基準については
「知っている名前と知らない名前がある」人が多く(47.2%)、認知度はまだまだ

 ミネラルウォーター中味をあらわす各基準には、『ナチュラルミネラルウォーター』『ミネラルウォーター』『ナチュラルウォーター』『ボトルドウォーター』などがありますが、こういった基準があることを知っているかどうかを聞きました。
 その結果、「知っている名前と知らない名前がある」がほぼ半数(47.2%)を占め、そのほか「知らない・わからない」(23.2%)、「聞いたことがある」(20.4%)がそれぞれ2割程度となっており、あまり認知されていないことがわかります。「名前は知っている」(8.4%)、「内容も知っている」(0.8%)、という人はほとんどいませんでした。
 *ミネラルウォーターの中味を表す基準については巻末【参考資料】をご参照ください。

[図18]ミネラルウォーターの中味を表す各基準の認知

[図18]ミネラルウォーターの中味を表す各基準の認知

3.参考資料

●「硬水」「軟水」について
ミネラルウォーターを含む水には、水のなかに溶け込んでいるミネラルの量や種類によって「硬水(こうすい)」と「軟水(なんすい)」に分類することができます。
硬水か軟水かを分類する基準となる「硬度」とは、水1リットルに含まれるミネラル(カルシウムとマグネシウム)の合計量を数値化したもので、

硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム×4)

という式で計算されます。
硬度を分類する基準にはいろいろありますが、だいたい硬度100以下が軟水、300以上が硬水、その間の100〜300は中硬水というのが目安になります。
一般的に、軟水のほうが「飲みやすい」と感じることが多いと言われており、日本のミネラルウォーターは軟水が多い傾向にあります。一方、硬水はミネラルの味わいがあるとされ、ヨーロッパなど海外のミネラルウォーターは硬水であることが多いようです。

●「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」
   「ナチュラルウォーター」「ボトルドウォーター」の違い

農林水産省のミネラルウォーター品質表示ガイドラインにより、ミネラルウォーターは以下の4種類に分類されます。

a)ナチュラルミネラルウォーター:
地中でミネラル分が溶解した地下水。ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていない。
b)ミネラルウォーター:
地中でミネラル分が溶解した地下水。ろ過・沈殿・加熱殺菌の他、オゾン殺菌・紫外 線殺菌・ミネラル分調整・ブレンド等を行なったもの。
c)ナチュラルウォーター:
ミネラル分の溶解が少ない地下水。ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていない。
d)ボトルドウォーター:
飲用可能な水。水道水でもよい。処理方法に限定はない。

 『サントリー天然水』『Vittel』『Contrex』はナチュラルミネラルウォーター、『サントリー100%深層水』はボトルドウォーターです。



以   上

ニュースリリーストップページへ