サントリー(株)は、色絵磁器の最高峰「色鍋島」の名品をパッケージにしたオリジナルウイスキー「響35年 十三代今右衛門作<色絵薄墨草花文洋酒瓶>」(700ml・アルコール度数43度・1,000,000円)を150本の数量限定で発売、6月4日(火)から受注を開始します。
今回発売する「響35年」は、大正12年に国内で初めてウイスキー造りに着手して以来、日本のウイスキーの歴史を刻み続けてきた当社と、古来より色絵磁器の最高峰として知られる「色鍋島」の伝統を今に伝え、現代にあって独自の境地を切り拓いた十三代今右衛門氏※との共同開発で生まれた特別限定品です。1本1本手作りで生み出された「色鍋島」の名品に、今回のために特別に開発された珠玉のウイスキー「響35年」を満たしてお届けします。
当社では、かねてから十三代今右衛門氏と共同開発を進めてきましたが、氏は昨年秋に故人となられ、今回の作品が氏の遺作となりました。
(※ 今右衛門氏の略歴について)
●中味の特長
日本のウイスキーの故郷「山崎蒸溜所」で1960年から1966年に蒸溜された超高酒齢のモルトウイスキーを吟味・厳選、これに合わせたグレーンウイスキーも1966年以来長期間にわたりオーク樽に眠らせ続けた円熟の秘蔵品です。貴重な原酒を丁寧にブレンドし、さらにオークの古樽に詰めて半年にわたり後熟させました。口当たりは極めて柔らかく滑らかです。複雑で馥郁(ふくいく)たる香りが華麗なまでに湧き立ちます。
●ボトルの特長
ボトルは十三代今右衛門氏が特別にデザインした六面取りの特製色絵磁器です。氏の独創になる「薄墨」技法を用いたその文様は、このウイスキーのために新たに練られたもので、一本一本伝統の手法で制作されました。ボトルの底には、「今右衛門」の刻印が入ります。また、全数桐箱に入れてお届けし、箱の蓋裏には「十三代今右衛門」の落款が入ります。
●お届け方法
お申し込みは全て所定の「響35年 十三代今右衛門作<色絵薄墨草花文洋酒瓶>申込書」にて受付けます。全国の酒販店様を通じて申込書を受付け、日本のウイスキー発祥の地「山崎蒸溜所」からお客様へ直送(全国無料配送)します。ご注文が多数となった場合、先着順とさせていただきます。
― 記 ―
▼製品名、容量、希望小売価格(消費税別)、アルコール度数およびセット内容
「サントリーウイスキー 響35年
十三代今右衛門作<色絵薄墨草花文洋酒瓶(いろえうすずみそうかもんようしゅびん)>」
700ml 1,000,000円 43度
外 箱:桐箱(銘入り)
台 座
包み布:鬱金(うこん)
内包装:手漉和紙
▼サ イ ズ 径12.5cm 高さ24.5cm 重さ約1.3kg
※手作りのため一品一品サイズ、趣などが多少異なります。
▼販 売 数 150本限定販売
▼発売地域 全国
▼販売方法
酒販店でご注文をいただき,サントリー山崎蒸溜所より直送。配送料は無料。
申し込み受付後6月下旬以降のお届けとなります。
※ご注文多数の場合は、先着順とさせていただきます。
※ご注文は所定の「響35年 十三代今右衛門作<色絵薄墨草花文洋酒瓶>申込書」に
限らせていただきます。
▽本件に関するお客様からの問い合わせ先
サントリーショッピングクラブ内 ウイスキー事務局
フリーダイヤル 0120−412−464
受付時間:月〜金 10:00〜17:00(土・日・祝祭日を除く)
〒103−8567 東京都中央区日本橋堀留町1−10−12共同ビル
<ご参考資料>
●色鍋島と今右衛門
有田焼は元和二年(1616年)泉山での陶石発見によって日本最初の磁器生産地となった。中国の赤絵技法の導入も早く、色絵付けの先進技術により有田磁器は隆盛を極めていく。佐賀藩主・鍋島侯は、この技法の流出を恐れ、寛文年間(1661〜72年)、赤絵付師十一軒を赤絵町に集め、藩窯による色鍋島の独占的地位を確立。中でも将軍家や諸大名への注文品や城内食器の色絵付けは、技術の優れた今右衛門家のみが許されることとした。これらの作品が今日、色絵磁器の最高傑作と知られる「色鍋島」である。
鍋島藩の御用赤絵師として研鑚した今右衛門家は明治以後、独自に窯を設け、十代、十一代、十二代にわたり元禄最盛期の色鍋島に劣らぬ色絵磁器の復興に努めた。昭和二十七年、無形文化財の指定、昭和四十六年に「色鍋島技術保存会」を結成し、重要無形文化財(総合指定)を受ける。
●十三代今泉今右衛門氏略歴
| 大正十五年 |
十二代今泉今右衛門の長男として佐賀県有田町赤絵町に生まれる。 |
| 昭和二十四年 |
東京美術学校(現・東京芸術大学)工芸科卒業
以来家業の伝統技術の継承につとめつつ、新時代の色鍋島の創作に挑戦する。 |
| 昭和五十年 |
十三代今右衛門を襲名する。 |
| 昭和五十一年 |
「色鍋島今右衛門技術保存会」をつくり、重要無形文化財(総合指定)を受ける。 |
| 昭和五十四年 |
日本伝統工芸展にて優秀賞(NHK会長賞)受賞 |
| 昭和五十六年 |
日本陶芸展 最優秀作品賞(秩父宮賜杯) 受賞 |
| 昭和六十一年 |
紫綬褒章 受章 |
| 昭和六十三年 |
毎日芸術賞 受賞 |
| 平成元年 |
「染付吹墨※1」「薄墨吹墨※2」技法を駆使して色鍋島の新しい表現を確立したとして、重要無形文化財「色絵磁器」保持者(人間国宝)に認定される。 |
| 平成九年 |
財団法人「今右衛門古陶磁美術館」を開館。 |
| 平成十一年 |
勲四等旭日小綬章 受賞 |
| 平成十三年十月十三日 |
逝去。享年75歳。 |
※1「吹墨」とは初期伊万里にみられた染付の技法で、呉須(紺色の絵具)を霧吹きして模様を浮き上がらせたもの。
※2「薄墨吹墨」は十三代が確立した薄墨色(グレー)の絵具を吹き付ける技法。これにより色鍋島に幽玄の美が加わったとされる。
以 上