No.7531 (1999. 11. 11)
西日本の清涼飲料生産・配送拠点「サントリー高砂工場」完成
― 地球環境に全面配慮した21世紀の先進工場へ ―
サントリー(株)(本社:大阪市、社長:鳥井信一郎)は、清涼飲料の新工場である
「サントリー高砂工場」を11月11日に竣工、本格稼働を開始しました。
当工場は、「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、「高品質、環境、調和」
をコンセプトに、ゼロ・エミッションの実現やクリーンエネルギーの活用等、地球環
境に全面配慮した21世紀の先進工場です。
好調を続ける食品事業の将来の需要増に対応し、更に多様化する消費者ニーズに対応
する生産・配送体制を整えるため、最新鋭の制御・情報機器や自動化設備を導入しま
した。併設する配送センターは、関西、中国、四国エリアの配送拠点となり、効率の
高い生産物流体制を構築しました。
敷地面積は約15万uで、「ウーロン茶」、缶コーヒー「BOSS」、「ペプシ」など
清涼飲料の缶・ペット製品を製造します。年間生産量は2000万ケース、今後の販
売増に応じ、生産能力をアップさせていく予定です。
当社食品事業の清涼飲料部門は、今年も順調に推移。この10月までで、飲料総市
場がほぼ前年並みと見られる中、対前年比108%を記録しました。
●「サントリー高砂工場」の特長
1.環境に全面配慮したゼロ・エミッション工場
クリーンエネルギーを活用し、地球温暖化抑制に努めています。配送センター屋上 に設置した太陽光パネルは、センター内のフォークリフト動力などに使用。また、起
動風速・発電効率とも従来品より優れた4基の風力発電を開発、試験的に導入し、照 明用電力の一部に利用します。さらに省エネルギーを推進するために、排熱や使用し
た冷却水の回収・再利用システムなどを導入しました。
また、排出物の徹底した分別や、ウーロン茶・コーヒー粕などの再利用などにより、 再資源化率100%を実現します。一方で、資源のリサイクル、リユースを推進する
ため、工場入り口の歩道には、ガラス瓶再生タイル・ブロックを使用、広場内には、 溶鉱炉の使用済み耐火レンガを利用した遊歩道を設けました。
2.徹底した品質管理と、効率性を追求した工場
徹底した品質管理を行うため、製造品目毎にコンピュータによって自動作成した作
業計画に基づいて、原材料の受け入れから出荷までの全工程をコンピュータで統括し、
作業の確認や指示を行います。その作業の履歴や工程データをコンピュータで保存し、
業務の改善にも活用します。また、品質分析で測定したデータを分析機器からコンピ
ュータへ自動入力し、迅速で確実なデータ管理・解析業務を行います。
さらに、工場内だけでなく、原料・資材メーカーともネットワークを結び、製造計
画の共有化を実現、効率的で、フレキシブルな生産体制を構築しました。
原材料や製品は自動倉庫に格納し、無人搬送車やコンベアを利用して必要な場所ま
で搬送します。配送センターには高層の立体自動倉庫や自動ピッキング装置を導入し、
庫内作業の自動化率98%を実現、人手による作業の極小化をはかり、効率性を追求
すると共に、受注量に応じてきめこまかな在庫・情報管理を行います。
3.周辺地域、市民の皆様との調和・ふれあいを大切にする工場
工場前には、緑豊かな芝生広場や散策スペースを設け、外から自由に行き来できる
よう開放し、地元の皆様に親しみのある、ふれあい豊かな工場を目指します。
―― 記 ――
| ▼工 場 名 |
サントリー高砂工場 |
| ▼工 場 長 |
橋本 猛(はしもと たけし) |
| ▼所 在 地 |
兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目2番1号 |
| ▼敷地面積 |
約150000u |
| ▼建物面積 |
約31000u |
| ▼着 工 |
1998年7月1日 |
| ▼設 計 |
(株)安井建築設計事務所 |
| ▼施 工 |
(株)大林組、(株)竹中工務店 |
| ▼主な製造製品 |
「ウーロン茶」、「BOSS」、「ペプシ」、「なっちゃん」、「C.C.レモン」 |
| ▼年間生産量 |
2000万ケース |
| ▼製品出荷能力 |
16万ケース/日 |
| ▼従業員数 |
35名(協力会社スタッフなどを除く) |
| ▼設備内容 |
生産棟(調合場、ペット・缶詰2ライン、原料・資材自動倉庫他)
配送センター(製品自動倉庫、自動ピッキング装置他) |
| ▼総 工 費 |
200億円 |
以 上
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