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各地の森だより

サントリーの愛鳥活動と、「天然水の森」

サントリーの環境活動は、1973年に、愛鳥キャンペーンからスタートしました。
「Today Birds, Tomorrow Man.」――
「今日、鳥たちに起こる不幸は、明日は人間の身に降りかかるかもしれない」というスローガンをかかげ、自然環境に一番敏感な野鳥たちを指標とすることで、身の回りの環境を守っていこうと考えたのです。

約40年続くこの活動は、いま、「天然水の森」を舞台とする環境活動と深く結ばれています。
「地下水を育む森づくり」のためには、降った雨を優しく受け止め、ゆっくりと地面に浸み込ませてくれる「ふかふかな森林土壌」が不可欠です。
そして、「ふかふかな土壌」を育み、守るためには、多様性に富んだ健康な森づくりが、なによりも大切なのです。
様々な種類の木や草が入り混じり、たくさんの動物たちがすめるような、バランスのとれた健康な森。
その森は、きっと野鳥たちにとっても楽園になるはずです。
「Today Birds, Tomorrow Man.」――
そろそろその意味を180度転回し、「今日、鳥たちに訪れる幸福は、明日は人間のものになるかもしれない」――
そんなふうに言える日がくることを夢見て、わたしたちは、水を育み、いのちを育む「天然水の森」活動を続けています。

上:ホオジロ、中央:ノジコ、下:タヌキ

■ 「天然水の森 赤城」で出会った鳥や動物たち  藤井 幹 【(公財)日本鳥類保護連盟 主任研究員】

サントリー「天然水の森」では、森を守り、水を育むために森林整備を行っています。森林が本来持っている機能を回復すれば、そこに生息する動物相にも変化があるはずです。動物相の変化を把握できれば、森林の変化を動物という一面から追い、評価できるでしょう。しかし、動物相と一言で言っても、微生物から昆虫、両生爬虫類、哺乳類、鳥類とその幅は広く、全てを把握することは難しいものです。そこで注目されるのが生態系の上位に位置する哺乳類や鳥類です。彼らを調べることで、彼らを支える生態系を評価しようというものです。中でも鳥類は翼を持っているため、環境変化に敏感に反応し、遠いところでも条件の良い場所があれば直ぐに移動してしまいます。また、夏鳥や冬鳥は毎年海外などから渡ってくるため、渡ってきたときに生息環境が良くなければ、そこには落ち着かないでしょう。そして、鳥類が何を基準に環境を選択しているかと言えば、第一に餌条件であり、そこで子育てをする鳥であれば巣を作るための環境です。これらを兼ね備えるには、森林が健全でなければなりません。

表面的には豊かな森林に見えても、森林の中が荒れてこれらの条件を兼ね備えていなければ、鳥類は居着いてくれません。逆に、生態系のバランスが崩れ、一部の昆虫等が異常発生したとき、それを求める特定の鳥類が増えるかもしれませんが、これも良い状態とは言えません。つまり、色々な種の鳥類が、適正な数、いるべき環境に当たり前にいることが重要で、その状態は鳥類を支える動物、植物が、そして森林が健全である証だと思います。それを調べるためには、一定の調査を行い、鳥類相の把握を行って、モニタリングを行っていく必要があります。
調査は、2009年の冬から2011年の秋まで実施し、今後モニタリングしていくために必要となる基礎データを作成しました。ここでは、それによって分かってきた「天然水の森 赤城」の自然を、鳥類の視点からご紹介したいと思います。

ヤマキマダラヒカゲ

■ サントリー白州バードサンクチュアリ愛鳥活動

サントリーでは、1973年に愛鳥活動を始めると同時に、白州蒸溜所内に「野鳥の聖域」=「バードサンクチュアリ」を設け、鳥たちが住みやすい森づくりをするとともに、探鳥会や巣箱かけなどの活動を行ってきました。その活動の一部をレポートします。

■ 栃木 サントリー梓の森工場からの鳥便り

栃木県のサントリー梓の森工場は自然豊かな場所にあり、敷地内の森林には一年を通じてあらゆる鳥の姿が見られます。森林を管理し、生物多様性を守るために、サポートをしていただいている方々との取り組みを一部ご紹介いたします。

愛鳥リーフレットのご案内

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