日本の鳥百科

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画像:カッコウ

カッコウ

カッコウ鳴き声

全長35cm。体は細身で頭から背、翼の上面などは灰色、腹は白色で細かい横縞があります。雌には灰色部分が赤茶色をしたタイプがいます。
日本では夏鳥で、全国的に見られますが、本州中部から北に多くいます。草原、耕地、牧草地と小さな林がある明るくひらけた環境にすんでいます。
ヨシキリ類やモズ類など他の鳥の巣に卵をうみ、ヒナを育ててもらうチャッカリ屋のカッコウが、夏を告げる独特のうたをうたいます。カッコウの学名は「ククルス、カノルス」といいますが、ククルスはその鳴き声からとったもの、カルノスはラテン語で「音楽的」の意味です。
ヨーロッパでは、カッコウの季節になると、少女はその最初にきいた鳴き声の数で、自分が何年たったら結婚するかを占います。フィンランドやロシアでは、鳴き声を悲しみの声として、フランスでは明るく楽しい声として、それぞれの民謡の中でうたわれています。

カッコウがなぜカッコウと鳴くようになったのか、日本昔話では―あるとき母親が子供に「背中がかゆいので、かいてくれないか」と頼みましたが、子供は遊びに夢中で聞いてくれません。母親はしかたなく川辺の岩で背中をこすっていましたが、あやまって川に落ち、死んでしまいました。子供はたいへんな親不孝をしたと悲しみ、鳥になって、今も背中をかこう、かこう、カッコー、カッコウと鳴いているのです。

(C)(P)上田秀雄

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