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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2015年4月14日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #221“特別編”『反則』その2 中村亮土

サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
 
 
「反則」その2(解説:中村 亮土)
 
 
反則が起こらないようにするには、ボールを持っている時には前に出たり、タックルする時にはしっかりノミネートして、コンタクトで勝つようなタックルをしたり、コンタクトの部分で優位なポジションになることが大切だと思います。ですから「接点の部分でいかに勝てるか」がポイントです。
 
反則が続くとキャプテンが呼ばれて、「どこがダメ、そこがいけない」ということをレフェリーに指摘されて、その反則に対してチーム全員が意識して、もう1回プレーに臨むという場面があります。レフェリーから言われたプレーに対しては、全員が意識出来るので、自分が同じ場面に立ったらすぐリアクションして、ちゃんとしたプレーが出来るようになると思います。
 
反則してしまう場面は、不利な状況であることが多いので、自分たちがいかに優位なポジションに立って、試合を組み立てて攻めるかということだと思います。こちらが優位に立てば、相手が反則する可能性が高くなります。
 
自分の中での印象的な反則は、ラグビーをやっていて1回だけシンビンになってしまったとがあるんですが、確かハイタックルでした。その時は、グラウンドの外で座って待っていて、ものすごく「申し訳ない」という気持ちでした。
 
最後はチームが勝てたので良かったんですが、チームに対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ですから「カードは絶対にもらわない」ということを肝に命じました。大学4年のときの練習試合でした。もうしません。
 
<了>

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