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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2015年2月17日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #205 “特別編”『ラック その2』

サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
 
 
「ラック・シチュエーション」その2(解説:辻本 雄起)
 
 
守っている時は、ボールを奪いやすいラックと、奪い難いラックがあるんですが、全てに入っていってしまうと、相手にボールを出された時に外のディフェンスラインの人数が少なくなってしまうので、タックルして倒しにいった選手と、ブレイクダウンに入る選手の数を決めたりしています。1人目がどれだけ良いタックルをするか、2人目がどれだけいい仕事をするか、によって、そこにかける人数も違ってきます。
 
ボールキャリアがいて、タックルしてラックが出来れば、バックスだろうとフォワードだろうと、ボーに近い人が次に行かなければいけません。ボールに近いところでフォワードがプレーするので、フォワードが入る回数はもちろん多くなりますが、基本はボールに近い選手がフォワード、バックスに関係なく、ボールを取りに行かなければいけません。誰が入るかよりも、早く入る事が重要です。
 
まずボールキャリアがしっかりとゴーフォワードして、タックルされたらしっかりと味方の方向にボールをリリースするということを、普段の練習からやっています。全部が全部クリーンなボールを出すというのは、なかなか難しいことで、良いタックルを受けてしまったり、ボールがなかなか出なかったりということもありますが、そこまではボールキャリアの責任です。
 
どうしても上手くいかない時は、無理にボールを出してしまったらどんどんゲインラインを下げてしまうことになるので、停滞することも必要で、フォワードがしっかりとセットして、1回相手に当てて、いいボールを出して、それからバックスが攻撃する、などの方法があると思います。リズムをもう一度生み出すということですね。
 
勝つ試合はボールキャリアが前に出られて、ラックもいいリズムで、ブレイクダウンもしっかりとこなして、スコアにつながる流れですが、負ける時はそこがうまくいかずにアタックが機能しない場合が多いです。
 
<了>

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