CLUB HOUSE

クラブハウス

サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年4月 1日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #147『スローフォワード』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「スローフォワード」(解説:塚本 健太)
 
 
パスをする選手が自分の真横より前方にパスをした時に取られる反則です。相手ボールのスクラムになります。パスを投げる側より、パスを受ける側のポジショニングが原因で起きてしまう事が多いです。受ける側が待ち切れずに前に出過ぎてしまいポジションが浅くなる場合によく起こります。パスをもらう側が前に行ってしまうことに加えて、パスを投げる方の精度の問題で起きることもありますが、どちらかといえばパスを受ける側の問題でスローフォワードになる事が多いと思います。
 
受ける側の選手が待ちきれなくて出て行ってしまう場合もあれば、もともとのポジショニングが浅かったという場合もありますが、ボールをもらう時にトップスピードになるためにも、深い位置から走り込んで行くことが大事だと思います。ポジションが浅いということは、スピードに乗ってパスを受けられないですし、いろいろな理由で好ましくありません。
 
浅さを解決すれば、それほど出ない反則だと思います。ただ、深すぎるとディフェンス側は楽になりますし、アタック側はギリギリの所で仕掛けたいですから、その辺のバランスが大事ですね。1試合で1回、あるかないかの反則で、基本的には走っていってボールをもらう方が気をつけなければいけないプレーです。

一覧へ