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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年8月22日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #086 『スーパーラグビー』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「スーパーラグビー」(解説:辻本 雄起)
 
スーパーラグビーとは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのクラブチームが集まって行う世界最高峰のアタッキングラグビーのリーグと言われています。今はスーパーラグビーと言って15チームでやっていますが、以前はスーパー14(フォーティーン)で、来シーズンからスーパー16(シックスティーン)になるという話もあるようです。
 
遡っていくと、スーパー8という時代もあったと思いますが、12、14、そして15になり、来年16チームになるということです。世界のラグビーを引っ張っていく南半球の、IRBランキングでも上位の国のクラブチームが戦いますから、とてもレベルの高いリーグです。
 
スーパー15になってから、試合で直接当たらないチームが2チームぐらいあって、総当り戦ではなくなったんですが、まずは同じ国内のチームと総当りをやって、他の国の2チームとやって、その成績で順位が決まります。3つのリーグの成績を一緒にして、勝ち点が高い順に並べていきます。15チームになって少しややこしいシステムになりました。プレーオフには全体の6位までに入れば出ることができ、ノックアウト方式のトーナメント戦を戦います。
 
フィジカルも試合の展開も迫力があるので、レベルが凄く高い試合になります。もしサンゴリアスがこの中に加わったらという状況は、ちょっと想像できませんが、エディーさん(現日本代表ヘッドコーチ)が言っていた「スーパー15のチームに勝つ!」というのはひとつの目標ですし、いいチャレンジは出来るのではないでしょうか。

 
サントリーの外国人選手、ジョージ・スミスもフーリー・デュプレアも去年までいたダニー・ロッソウも元々はスーパー15の選手です。ヒューイ(ピーター・ヒューワット)もそうですし、みんなスーパーラグビーを経験しています。最近日本のラグビーにそういう選手がどんどん来ているので、日本のラグビーのレベルも上がってきていると思います。
 
生で見たことは、ニュージーランドへ行った時に何試合かあります。関東代表に選ばれてオークランドとウェリントンに遠征した時にも、スーパーラグビーを見る機会がありました。2万人ぐらい入っていたと思いますが、たまたまトゥシ(ピシ)がいるハリケーンズの試合も見ることが出来ました。
 
お客さんのみんなが“ラグビー大好き”という雰囲気の中でやっているので、観ているこっちも楽しかったですし、やっている選手たちも楽しいだろうなと思いました。ゆくゆくはあの舞台に立ってみたいと思います(笑)。

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