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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年7月16日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #075 『7番』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「7番」(解説:西川 征克)
 
 
まず、7番のことを僕に聞いたらダメですよ(笑)。僕は背番号は7番で試合に出る事もありますが、プレーというか役割では基本的に6番の仕事が多いんです。同じフランカーでも7番はどちらかというと足が速くてディフェンスが出来て、ボールにからむ力がある人で、6番はアタックの方が良いという選手だと思います。あくまで決まりではなくて、イメージですが。
 
7番は、セットプレーにおいて、1次攻撃を封じる役目があり、スクラムではいちばん速く絡みに行く場面もあるし、ディフェンスでボールにいちばん最初に絡みにいくのが、7番だと思います。攻撃では1次攻撃のブレイクダウンのところで、きっちりとボールを出すという仕事が7番で、その後6番が突っ込むというのが、基本的な形になります。セットプレーの時に6番と7番は役割が違いますが、それ以外のフィールドプレーではゴチャゴチャになりますから一緒です。
 
7番の楽しさですか?僕はそういう意味では7番だから楽しいということはないですね。逆に、「辛さは?」と聞かれれば、ディフェンスでちょっと緊張しますね。「抜かれたらいけない」というプレッシャーがあります。絶対に抜かれたらダメなところですが、だいたい相手となるのはバックスの選手ですから怖いんです、俊敏さがない人(自分)にとっては。

 
ディフェンスでのスクラムやブレイクダウンからのプレーだと、だいたいスタンドオフとナンバー8の間にいるので、その3人でコミュニケーションをとって、それで防ぐのがいちばん良いと思っています。タックルが決まれば嬉しいというか、それがスタンダードにならないといけないと思います。抜かれた時には「あぁ、やってしまった」という感じですね。1試合に悪い時で1回、ない時もありますけれど、僕は結構抜かれているイメージがあるんじゃないでしょうか。

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