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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年6月 6日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #064 『タイムキーパー制』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「タイムキーパー制」(解説:日和佐 篤)
 
ラグビーの試合時間はタイムキーパー制が導入されています。試合の前半終了、後半終了を知らせるホーンやブザーが鳴ると、その時点で終わりではなく、音が鳴った後、プレーが切れた時点で終了となります。トップリーグでは2007年シーズンからタイムキーパー制が採用されて、ホーン鳴るようになりました。スーパーラグビーではブザーのような音が鳴ります。
 
それまでレフリーのみが試合時間管理をしていたのを、レフリーとは別に時間の管理を行う専門の担当者を置くというシステムになって、ホーンも登場しました。
 
前半に鳴った時は、後半に向けての切り替えを考えます。ボールを持っていたら、ホーンに関係なく攻めます。でもピンチであれば、ボールを蹴り出します。試合によって「もう前半が終わりか」と思う時もありますし、「まだホーン鳴らないなぁ」と思う時もあります。前半が終わればサントリーの選手は、リカバリーのためにみんな走ってロッカーへ帰ります。
 
終了時のホーンの時は、7点差以内で勝っている状況ではすぐにボールを蹴り出しますし、それ以上勝っていて、次のプレーで勝敗がひっくり返らない時は攻めることもあります。基本的には10番の選手が蹴り出しますが、9番が蹴ることもあります。僕は攻めたい方なので、あまり蹴り出したくありません(笑)。

 
ホーンが鳴った方が、両チームとも「ラスト1プレー」だということがわかるので良いと思います。ホーンがない時は、ロスタイムが1分だとして、1分を超えたのでタッチに蹴り出すとまだ終わりではなくて、相手ボールでスタートしてしまうなんていうこともありました。ですから少し余計に時間を使って、蹴り出したりしていました。それが難しかったので、ホーンがある方がわかりやすいと思います。
 
ホーンで最も印象的なのは、昨シーズン二冠を達成した瞬間のホーンですね。僕は蹴り出していないですが(笑)、ホーンが鳴った瞬間に勝ちが決まったので、あぁ良かったという感じでした。

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