• 開催日時
    2016年9月4日(日) 15:00
  • 会場
    ベイコム総合体育館

第58回近畿総合選手権大会(決勝)

  • サンバーズ

    2

  • 33-31
    25-21
  • 0

    堺ブレイザーズ

近畿総合選手権大会2日目。決勝に進出したサンバーズは、3年ぶりの優勝をかけて堺ブレイザーズと対戦した。サンバーズは準決勝と同じく、栗山、米山、塩田、星谷、山本、藤中、リベロ高橋というスターティングメンバーで臨んだ。
 第1セット、サンバーズは堺のブロックに捕まり、サービスエースを奪われ3-6と出遅れた。中盤にも堺のブロックで6-11と点差を広げられる。それでも、米山のサーブで崩し、星谷のクイックで切り返して追い上げる。さらに、途中からオポジットに入った柳田がスパイクを決めて流れを引き寄せ、ブロックも出て18-19と迫った。そして終盤、堺のミスで22-21とついに逆転。山本のツーアタックなどで得点を重ね24-23とセットポイントを握った。
 その後デュースに持ち込まれ、25-26と逆にセットポイントを握られるが、柳田のスパイクや塩田のクイックでしのぐと、藤中が力強いサービスエースを奪い29-28と逆転。会場につめかけた大勢の観客の大歓声の中、白熱の攻防は30点を越えたが、藤中が正確なレセプションで相手サーブを返し、最後は柳田が連続でスパイクを決め33-31でサンバーズが接戦をものにした。
 第2セットは序盤、レセプションを崩され5-8と先行された。それでも、柳田が緩急を織り交ぜたスパイクで流れを引き寄せると、藤中が攻撃でも存在感を発揮しはじめ12-11とサンバーズが逆転。その後、米山のブロックなどで点差を広げ、終盤には米山のサーブで崩し、柳田がスパイクを決めるなどして19-15とした。終盤もサンバーズの勢いは止まらない。柳田が前衛から後衛から、相手ブロックをものともせずスパイクを決め、25-21でゲームセット。サンバーズが3年ぶりの優勝を果たした。
 試合は劣勢からのスタートだったが、途中出場の柳田が強烈なスパイクを次々に決めて流れを変えた。慣れないライトからのスパイクが多かったにも関わらず、90%近い決定率を残し、セッターの山本は、「上げたら全部決めてくれる感覚だった」と振り返る。
 しかし柳田は、「僕が入ったのは決勝の1試合だけ。米山さんや藤中、(鶴田)大樹さんなど、考えて動いてくれた周りの人たちのおかげで、僕はあまり考えず、集中して打つことができたので感謝しています。(山本)湧もうまくブロックを1枚とか1枚半にしてくれたので、そういう時ぐらいは決めないとな、という気持ちでした」と謙虚に語った。
 今大会は米山とルーキーの藤中がアウトサイドで全試合に先発し、レセプションやディグ、つなぎの面でコート内をスムーズに回し、そのおかげでミドルブロッカーやオポジットの攻撃力をいかすことができた。
 ただ藤中は、「そこは自分の役割として、できて当たり前だと思っている」と満足していない。
「大会を通して、自分のプレーとしては最悪でした。レセプションについては決勝は集中してできたかなと思うけど、他はよくなかった。特にスパイクは、打つことがストレスになってしまっていた。僕に一番求められることはスパイクで点を取ることではないにしても、サイドをやっている以上、決定率も上げないと。ド派手に点数を取るというより、要所でうまく決められるようになりたい」とルーキーは課題を語った。
 チームとしては、この夏場、ボールコントロールの向上に力を入れてきたが、今大会でその成果は表れ始めていた。柳田は言う。
「とっさのボールがかなり丁寧に処理できて、その結果、攻撃までうまくつながる回数が増えたので、僕ら自身も収穫を感じます。取り組んできた分、こうして結果が出るのはやりがいがある。これからはコンビやブロックなどの面でもっとチームを固めていかなきゃいけない。この大会はこの大会として、次の練習からはもう一度足元を見てしっかりやっていきたいと思います」
 今大会で見えた手応えと課題を、V・プレミアリーグにつなげていく。昨季7位からのリベンジのシーズンは、約1ヶ月半後の10月22日に開幕する。

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