これからのライフスタイルを考える上で、家族の動向は究めて重要なファクターです。産業化、都市化の進行、男女平等や自由化に伴う価値観の変化、結婚観の変化、あるいは出生率の低下や高齢化といった様々な要素が絡まり、結婚や家族、親子のありかたは大きく変わろうとしています。また、夫婦別姓や非婚化、非嫡出子の増加など、家族の価値観そのものを問い直すような状況も生まれてきています。
そこでサントリー次世代研究所(旧不易流行研究所)では、1998年から2000年にわたり、主にインタビューとヒアリングを中心とした家族と教育に関する国際調査研究を行いました。調査対象としたのはアメリカ・イギリス・フランス・イタリア・スウェーデン・韓国・タイの、20代から60代までの子どものいる夫婦。それら社会・経済・文化の異なる国の現状を調査・比較することにより、個人や家族の自立の問題を探り、また日本の家族の現状や課題に対してヒントを得ることを試みました。