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サントリーの独自技術

[植物] 世界初!バイオテクノロジーで「青いバラ」の開発に成功!

  • 開発の概要
  • 誕生の秘密
  • 開発の歴史

青いバラ誕生の歴史

1990年 オーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック社と共同で青バラプロジェクトを開始

「青いバラを作る」というプロジェクトは、サントリーとオーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック社(現フロリジン社)の共同プロジェクトとして、1990年に始まりました。
開発を始めてから青いバラが開花するまで、十数年を要したわけですが、この月日はまさに試行錯誤の繰り返しでした。
当初の目的は、次の2点でした。
1)青色遺伝子を取得する
2)バラに遺伝子を導入して遺伝子組換えバラを作製する方法を開発する

サントリーのバラ開発チーム フロリジン社のバラ開発チーム

1991年  ペチュニアから青色遺伝子取得、特許出願

青いペチュニアから青色遺伝子の取得に成功し、特許出願を行いました。

1994年  ペチュニアの青色遺伝子を入れたバラが開花

1994年頃、この遺伝子を導入したバラを咲かせることができました。ところが、遺伝子は確かに入っているものの、カーネーションの場合にはうまく働いたペチュニアの青色遺伝子は、バラとの相性がよくなかったようで、残念ながら花弁にデルフィニジンは検出されず色は変化しませんでした。 そこで、今度は、いろいろな植物から青色遺伝子を取得し、それぞれをバラに導入してみました。咲いても咲いてもデルフィニジンがないという状況がしばらく続きました。
*世界で初めての青色カーネーションは、ペチュニアから取り出した青色遺伝子を組み込んで品種改良したもので、1995年に誕生し、日本では97年より「ムーンダスト」として発売しています。

1996年  パンジーの青色遺伝子を入れたバラが開花

1996年には、パンジー由来の青色遺伝子を導入したバラがデルフィニジンを作ることがわかりました。色の変化が見られ、研究レベルでは大きなステップアップでしたが、この段階では、まだ青いと呼べるものではありませんでした。バラに青色遺伝子を導入するシステムを改良し、様々な品種のバラに青色遺伝子を導入できるようにしました。

1998年-1999年  デルフィニジン含有率がアップ、青みを帯びた色合いに変化

1998年〜1999年頃にはやや青みを帯びたバラを得ることに成功、さらに青さを追求し、デルフィニジンが100%近く蓄積する工夫を行い、より多くの品種に遺伝子を導入した結果、2004年、ついに青いバラの誕生に至りました。

2004-2008年 青いバラの実用化

2004年6月に青いバラのお披露目と広報発表を行いました。青いバラは遺伝子組換え技術を用いて開発されたものですので、 一般に栽培したり、販売するためには、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)に基づき、農林水産省と環境省から認可を得る必要があります。さまざまな実験を行い、今回開発したバラが生物多様性に影響しないことを示し、2008年1月31日に認可を得ました。2009年の発売をめざし、現在生産体制を整えています。