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汚染防止・化学物質管理

原料の大半が自然由来でも、環境負荷は生じます。環境リスクを想定し、必要な対策を講じていきます。

環境リスクを評価し対応策を策定

サントリーグループは農産物や水を主原料とする商品が多く、ほかの産業と比較すると、原料由来の環境リスクは小さいと考えられます。しかし、生産工程では、機器の洗浄・殺菌用に薬品も使用しており、周辺環境を汚染するおそれが全くないとはいえません。あらゆる異常・緊急事態を想定し、発生するリスクを評価して対応策を講じています。

大気汚染防止

サントリーグループでは、いおう分が含まれないガス燃料への転換や、低NOxバーナーの採用などにより、SOxNOxの排出量削減に努めるとともに、工場ごとに法規制より厳しい自主基準値を設定して、ボイラー等からの排出ガス中の大気汚染物質を管理しています。

■SOx排出量

  • 結果:総量で前年比33%増加、原単位で前年比16%増加(1990年比 総量で99.0%減少、原単位で99.7%減少)

■NOx排出量

  • 結果:総量で前年比21%減少、原単位で前年比26%減少(1990年比 総量で26%減少、原単位で78%減少)

水質汚濁防止

工場ごとに、法規制等より厳しい自主基準値を設定し、排水を管理しています。
2010年度は4件の自主基準超過がありました。(pH、SS(浮遊物質量)、全燐(P)) いずれも一時的なもので、発見後速やかに対応処置した結果、いずれのケースでも法規制値以内の値でした。

土壌汚染防止

サントリーグループの工場では、機器の洗浄などに化学物質を使用しています。これらは厳しく管理し、漏出のないように努めていますが、万が一、洗浄剤・薬品などが漏出した場合でも、土壌に浸透しないように、各工場では貯蔵タンクの周囲に防液堤を設けています。

アルコール蒸散対応

ウイスキーの貯蔵工程では、ある程度のアルコールが樽から抜けてしまいます。(これを蒸散といいます) 蒸散したアルコールが工場外に出ないよう、貯蔵庫の密閉化や回収機器の設置などを行っています。また、定期的にモニタリング(濃度測定等)を実施し、アルコールの蒸散が低減できているかどうかを確認しています。

化学物質管理

サントリーグループでは、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)」「毒物及び劇物取締法」「消防法」などの関連法規、ならびに社内の「PRTR法に基づく化学物質管理ガイドライン」(2003年1月制定)に基づいて化学物質を管理しています。

■1トン以上のPRTR対象物質の取扱量

年度 事業所 化学物質名 用途 取扱量(t)
2006   (該当なし)    
2007 日本ペプシコーラ製造(株) クロロジフルオロメタン
(HCFC22)
冷媒 1.3
2008 サントリープロダクツ(株)榛名工場 ベンゼン 燃料
(都市ガス)
11.6
2009 サントリープロダクツ(株)榛名工場 ベンゼン 燃料
(都市ガス)
11.7
2010   (該当なし)    

※集計期間(年度)は4月〜3月です

廃棄物適正処理管理

廃棄物の適正管理では、マニフェスト制度の遵守と廃棄物情報の一元管理を目的とし、当社で開発した「廃棄物等情報管理システム」を利用しています。2010年は、サントリーグループ全体を対象に発行した「サントリーグループ廃棄物管理マニュアル」を改訂するとともに、それをもとに生産拠点、営業・文化拠点、本社機能、グループ会社を対象に「廃棄物セミナー」を実施し、廃棄物の適正処理に向けた取り組みを強化しました。

PCB廃棄物の管理

PCB廃棄物は適正に保管し、「PCB特別措置法」に基づいて、自治体に保管状況を届け出ています。サントリーグループでは、日本環境安全事業株式会社(JESCO)へ処理委託の登録をしており、2007年度よりPCB使用機器の処理を開始しました。
PCB使用機器の使用・保管の状況は次のとおりです。

■PCB使用機器の保有数(2011年1月現在)

  保管中 使用中 保有合計
コンデンサ 83 1 84
変圧器 3 3 6
照明器具安定器 1,860 0 1,860

苦情・事故・訴訟

2010年は、排水放流水pH規制超過が1件あったため、行政へ報告し、行政指導のもと異常措置を実施しました。

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