空腹/食べない/迎え酒
■空腹のままお酒を飲まない
空腹時にお酒を飲むと、胃がからっぽなため、あっというまにアルコールが吸収され、酔いが全身に回ります。また、胃壁を守るものがないため、強いアルコールの場合には、胃の粘膜が直接おかされることになります。食前に飲むなら、度数の弱いお酒を軽くたしなむ程度にとどめましょう。
■お酒だけ飲んで何も食べない
お酒飲みのなかには、飲み始めたら、もう何も食べないという人がしばしばいますが、そんな飲み方では、すぐに体をこわしてしまいます。ぜひとも、おいしい食べ物と一緒に、ゆっくりと飲む習慣を身につけてください。おつまみとしては、肝臓に負担をかける脂っこいものや、血圧を上げる塩分の強いものは、なるべく避け、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富にふくんだもの──魚や肉、野菜、穀類、果物などをバランス良くとるように、心がけましょう。

■二日酔いの迎え酒
たしかに、迎え酒をすると、二日酔いが多少楽になったような気がしますが、それは、まさに「気のせい」だけのこと。体にとってはダメージの上にダメージを重ねただけの結果になってしまいます。 二日酔いの原因は、要するに飲みすぎ。アルコールやアセトアルデヒドの影響で、自律神経が興奮状態にあり、胃腸が荒れ、心臓のリズムが乱れ、さらに血中の水分や電解質のバランスがくずれ、乳酸、尿酸なども増加しています。この結果、吐き気や頭痛、のどの渇きなどの症状があらわれます。また、心も疲労し、後悔や自責、自己嫌悪などにさいなまれます。
二日酔いには、残念ながら特効薬はありません。軽い症状の場合には水分をたっぷりとったり、シャワーを浴びたりすれば、多少楽になるかもしれません。また、胃腸薬で楽になる場合もあります。ただし、基本的には、時間がすべてを解決してくれるまで、横になっているのが一番。結局、大切なのは、治療より予防。深酒をつつしむのが、なによりです。
