吸収から分解まで
お酒には、さまざまな種類があり、香りも味わいも千差万別ですが、体や脳に影響をおよぼす本体は、アルコール、正しくは、エチルアルコール(C2H5OH)です。
ここでは、体のなかに取り込まれたアルコールが、どのような経路を通って吸収され、体内を巡り、分解されていくかを、見ていきましょう。
●主なアルコール代謝経路
口から入ったアルコールは、胃や小腸で大部分が吸収され、血液に溶け込んで、まず肝臓に送られます。
吸収されたアルコールは、肝臓でアルコール脱水素酵素(ADH)の働きによりアセトアルデヒドに分解され、さらにアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きで酸化され、酢酸に変わります。
肝臓で分解しきれなかったアルコールは、肝静脈を通って心臓に送られ、ここから脳はもちろん全身へと巡っていき、再び肝臓に戻って分解されます。
肝臓でできた酢酸は、全身を巡るうちに水と炭酸ガスに分解され、最後には体の外に出ていきます。
体に入ったアルコールのごく一部は、体内で処理されないまま、尿や汗、呼気となって、体の外に出ていきます。
